タグ： えにちゃん ソラ暗用

シナリオ名『ソラは蒼くも心は暗く』の専用キャラ兼主要キャラ。 彼女は既に死んでいてこの世に未練がある1人の霊魂…地縛霊のような存在となり探索者達にソラを助けるよう求める。 その助けは切なくもあり、幸せになることはない。 報われることも無い、ただ地縛霊として現れただけの事。 奏音とソラの関係はソラが一方的に奏音を恨んでいて奏音は巻き込まれただけである。 けれどソラは本当は悪い子じゃない事を突き止めた奏音が助けてあげたいと思うようになったのだ。 そんな彼女だが生前はとても健気で、真面目に物事に打ち込んでいた1人の女の子だった。 生まれながらの才能で3歳から始めたピアノが得意。 傘が非常に大好きで、どんな傘であっても大事に扱っていたという。 そんな彼女の最後は…車に轢かれて亡くなったのだった。 傘は宙を舞い、その場に広がった状態で落ちていた。 天候は雨、今日この日は彼女にとっての晴れ舞台であるピアノ演奏会だった。 ある課題曲を手に会場に向かっている途中だったという。 その曲はショパンの『練習曲作品10第3番ホ長調』…日本では「別れの曲」という名前が馴染み深い。 横たわり、意識がない女の子の隣に落ちている傘に雨の水滴が当たれば突如として別れの曲を演奏し始めるのだ。 …それ以降その傘は「SCP-548-JP 『歌う雨音』」という名前が付けられSCP財団に管理されることとなる。 様々な実験からリクエスト通りの曲が傘に当たった雨音を介して人間の耳に届く。 「楽しそう」「嬉しそう」…人間にとってとても聞き心地のいい演奏を奏音(かなで)ながら…。

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