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▽通過シナリオ ・『つぎはぎロマンス』PCー生還(KPCロスト) ▽取得技能 作家(2015ベース) ▽特徴表 3-8「信頼のおける人」…任意のコミュニケーション技能3つにそれぞれ10% 2-4「愛書家」…図書館に+20%。図書館に出かけなくても自宅で「図書館」ロールが可能になる。 ▽HO内容 貴方は作家だ。貴方には同棲している恋人がいる。 処女作が賞を取り話題になっていたが、極度のスランプに陥り何も書けなくなってしまった。 しばらくしてうつ病と診断された貴方は、2ヶ月前、評判のいい精神科医の話を聞き、通院の為に今住んでいる街へ引っ越してきた。現在は医師の勧めで、自分の日常をテーマにした短編を、主に自分と恋人をモデルにした恋愛小説を執筆し、リハビリをしている。 ▽性格 ｻﾊﾞｻﾊﾞしている。悪くいえば無頓着。 困ったことなどがあると「こういうこともあるわよね～」「まぁいっか。」ですぐ忘れようとする。 事故の影響で右腕が義手。足も少し影響を受けたため歩けるがゆっくりとしか歩けない。楽だからという理由でよくTシャツ1枚という薄着で室内や庭をふらふらしている 恋人のことがとても好き。 「赤」い色が嫌い。「青」が好き。運命の赤い糸ならぬ青い糸を信じている。 ーーーーーー気が付いたら病院だった。 目が覚めたとき、何にも覚えていなかった。 自分がどうしてこんなところにいるのか、何をしていたのか。どうして右腕がないのか。どうして足が動かないのか。なんにもわからなかった。 先生からは事故に巻き込まれたのだと、その際に両親は亡くなったのだと聞かされた。 事故現場からこれが見つかったと、茶色の封筒に入ったたくさんの原稿用紙をもらった。 先生から「拝見させてもらったが、とても素敵な物語だった。」とほめていただいた。 そこには「瑠璃石　らずり」と書かれていた。 そっか。私は「瑠璃石　らずり」なんだ。漠然と、そう思った。 それから事故を起こしたという人たちにあった。 何にも記憶がないからいきなり謝られても訳が分かんなかった。 凄く謝るし、知らない名前を呼ぶから思わず私も怒ったりしてしまって、一時話が中断になってしまったりもしたけど結果としてはよかった。んだと思う。 簡単に言えばお金をもらった。いっぱい。医療費だとか慰謝料とかほんと色々。 向こうは大きな会社の人らしくあんまり公にしてほしくないようだった。 私もいきなり天涯孤独になって腕も失って訳が分からないまま話は進んでいってしまった。 腕を失ったこととか、脚がうまく動かないことに対しての話になったときに向こうから一人女の子が世話役として来てくれるということになった。 それが彼女。今の私を支えてくれている愛する人。 はじめて会った時の衝撃を今でも覚えている。彼女の青い目に私は間違いなく恋をしたの。 リハビリも終えて退院した後から一緒に暮らすようになった。 最初はほとんど知らない人と同棲生活をするということで不安しかなかったけど。彼女はできる限りのことを世話してくれた。 私がやりにくいと思っていることを察して手伝ってくれた。おいしい料理を作ってくれた。事故の衝撃で記憶ない私に寄り添ってくれた。 三年くらい同居してようやくきっとこれが人を好きになるということなのだと思った。相手を見る度心に華が咲いたように気持ちが明るくなる。 彼女も同じように思ってくれていると、思った。だから「好き」と伝えて指輪を渡した。 最初は事故のこともあってか悲しそうな顔をしていたけど最後には涙を流しながら喜んでくれた。 幸せとはきっとこういうことを言うのだと。思っていた。 ある日、彼女があの封筒に入ったたくさんの原稿用紙を持ってきた。 「…これ、よみました。とても素敵な物語でした！これはきっと世界に広めるべき物語です」と、云ったから。 だから、出してみた。よくわからないけど賞をとった。らしい。 賞を取った。それだけでいろんなところから声がかかった。嬉しかったから、頑張ってほかの物語も書いた。 でも。ダメだった。最初にかいた、私の書いた覚えのないあの作品を超えられない。 事故の前の「私」を超えられない。 段々と文字を描くのが嫌になった。 段々と外に出なくなった。 段々と何もしないようになった。 見かねた彼女の手によって病院を受診したら「うつ病」だと診断された。 元々事故のせいで精神が不安定気味であったのが執筆のストレスから悪化したものではないか。と言われた。 「しばらく、おやすみしませんか？」と彼女が言ったから。 引っ越すことにした。 私はとても幸せ。 幸せなはずなの。 でも、心は満たされない。 どうして。今も幸せなはずなのに、どうして「私」が「私」の幸せを邪魔するの。 鏡を見る度赤い色が見つめてくる。見る度何度も死にたい。と思った。 「赤」なんて嫌い。大嫌い。死のうと思っても「赤」を見ると思うだけで死ぬ気もなくなる。 運命の「赤」い糸が王子様とつながっているというなら、私はそんなものいらない。 私の運命の糸は「青」い色がいい。大好きな人と一緒にいられる青い糸。 たったそれだけでいいの。 大好きな人と一緒にいられればそれでいいの。 誰か私に青い鳥を届けてください、幸せを届けてくれる青い鳥を。 私は「私」から抜け出して自由になりたいだけなの。 ­­­--­­-✄­­--­­--­­--ｷﾘﾄﾘｾﾝ­­--­­--­­--✄­­--­­- 幼いころから小説を書くのがすきだった。 両親にもーーの書く文章は素敵ねと言われていた。 あの日、大学の長期休みで帰ってきてる時計画してた旅行に行く日、完成した作品を読んでもらって、すごく褒めてもらった。 これはきっと皆が褒めてくれる作品だって。 だから旅行に行く前に出版社に出してみようって。ポストに投函しようって話になった。普通の道だった。いつもと変わらない。たわいのない話をして信号を待って居ただけ。 気付いたときには眼の前に車が迫ってた。そしたら誰かに後ろに押されたことも覚えている。 世界が変わるのは一瞬だった。 全身が痛くて目が覚めた。 周りがやけにうるさかった。 右腕が痛くて痛くて見た。見てしまった。 父親だった人の頭があった。いつものえがおとかけ離れている顔をしていた。 多分椅子が衝撃で後ろに倒れたのだろう。私の腕を挟んで離さなかった。明らかに「死」んでいるのだとわかる瞳がこっちをみていた。 助けてほしくて後ろを振り返った先には胸に大きなガラス片が刺さっている母親だったのであろう人の姿があった。 赤、赤、赤。一面の赤。頭から何か、垂れる感触がした。赤。 ﾌﾞﾁﾘ。と何かが千切れた音が聞こえた。 ­­­--­­-✄­­--­­--­­--ｷﾘﾄﾘｾﾝ­­--­­--­­--✄­­--­­- 都合の悪いことは「まぁいっか」で全部忘れようとしてしまう。 「瑠璃石 らずり」が本名であると信じきっているため自分の本名を言われても認識できない(認識しようとしない) 事故の前の自分へ異常なまでのコンプレックスを持って居る。 人の言葉に流されやすい依存体質 彼女の「青」い目が好き。 ▽誕生日 ▽名前の由来 ラピスラズリ 本名「罅割　心満知（ひびわれ　こみち）」 罅割＝「罅」が入って「割」れた「心」 心満知＝幸せがほしい(心を満足させたい)＋「青い鳥」の登場人物「ミチル」から キャライメージはオオルリから🌸 ーーー幸せとは自分のすぐ近くにあるものだ。 ーーー青い鳥が居なければ僕たちは幸せには暮らせない。 「瑠璃石らずり」はもういない。だって私は「罅割心満知」だから。 ▽ ーーーもうわすれない。それは私の青い鳥が運んでくれた間違いない赤い糸。 どうかずっと幸せに。おやすみなさい。 二人のための物語ーー『つぎはぎロマンス』

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