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王室や貴族などの上流階級御用達の紅茶、装飾品、香料、香水などに使用される植物を取り扱う専門商社モントレー商会の会長。 古い貴族の生まれで厳格なキリスト教徒の両親を持っていたが、家族は皆流行り病で死去。財産を基に若くして商会を興す。築き上げた知見と独自のネットワークから入手した希少な世界各地古今東西の植物を加工、上流階級に販売し大成功、栄華を手にした。取り扱う商品のバリエーションが多岐に渡り、さらに要望があった商品がどんな状況だろうと迅速に卸すことのできる流通力の強みを有している。今やイギリス上流階級でモントレー商会の製品を見ない日はない。近年では造園、飲食、経営顧問などの業態にも進出して始めている。 というのは表の顔。実情は多くの植物加工製品を取り扱う商店や企業を、公文書偽造や情報操作、詐称行為を繰り返すことで超強引に吸収合併し、またその吸収した企業が有するルートから仕入れた植物の種子等々をこれまた人ならざる力によって気候とか生育環境にかかわらず成長を促進、いつでも販売可能！な状況にしているのである。また裏では芥子や大麻草を栽培、加工して中国や米国の裏ルートを用い販売しさらなる利益を上げている。それがモントレー商会の実情である。 そしてそのモントレー商会を仕切るのがこの男。天より堕とされしルシフェルが化身カルンスタイン伯爵に仕える騎士、マスティーマ・モントレーである。 人をたぶらかし堕落させる悪魔が一柱であり、長きを生きる。一度はその力、その存在そのものを地の底深く、光も熱もない極寒地獄「コキュートス」に封じられたが、主人であるカルンスタイン伯爵によって解放される。その恩義に報いるため現在に至る。 そして大して力を持たぬ彼がなぜ「騎士」にまでなり得たのか。 単純に金策と情報収集がドチャクソに得意だったからである。カルンスタイン伯爵家の経済面の活動等々を支援。 普段は温厚で理知的、人当たりが良さそうな性格をしてる。事が思い通りに行かないとぐぬぬとなるし地団駄も踏む。金に目が眩まない頑固者と無欲な者、金の力や自分の思い通りにならない者も嫌い。推理に関しても(中の人同様)ずぶの素人。

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