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怪盗団『Le Carré』(ル・キャレ)リーダー：Lune（リュンヌ） 普段：根暗で弱気、いつもビクビクしている。髪カーテンを開けられるとさらに大きな声を上げてビビる。顔立ちはそれなりに整っているが、この性格とアクセサリーの趣味、背が高いことによる威圧感のおかげで第一印象はあまり良くないことが多い。自分の意見は言えるには言えるが、どうしても語尾が小さくなりがち。ただ育ちが良いのか対応は丁寧で、マナーなんかはキッチリしている。変なＴシャツ、ゴテゴテのピアスは趣味で集めているもの。自分では（服やアクセは）かわいいと思っている。怪盗の姿に関しては「形から入るタイプなので……」とのこと。 怪盗：常に笑みを浮かべた声がデカい自信家。身振り手振りを付け、大げさに喋る。挑発だってなんのその、追いかけてくる警察に対しては相応に煽ることもある。侵入、囮なんでもござれで指示出しもできる……が、あくまでも演じている姿なので失敗したり不意打ちを受けるとボロが出ることもある。この場合帰ってきた後に体育座りでめちゃくちゃしょげる。ちなみに常に笑っているのは正面から目を合わせるのが怖いから。 ◆以下秘匿関連 本名：ヰ東　由姫（イトウ　ユキ）這いずり回って王子＜光／太陽＞を探す、泣き虫なお姫様＜闇／月＞ 彼の目的は幼馴染『西乃奈王』ただ一人を取り戻すことである。 幼少期から卑屈で暗い性格だった、かつ女の子のような名前だったため、嫌がらせのターゲットになっていた。彼が何か言われるたびに前に出て守ってくれたのが奈王で、彼にとっては憧れであり光のような存在だった。内心このままではダメだ、変わりたいと思っていた矢先、彼女は行方不明になる。正反対な二人の、真ん中バースデーの日だった。 奪われたその日からずっと警察による調査結果を待った。しかしいつまで経っても手掛かりは得られず、後悔ばかりを募らせる。7年が経ち死亡扱いとされても由姫は奈王をずっと探していた。両親はそんな由姫を心から心配し涙ながら「諦めなさい」と言ったが、それがトリガーになってしまった。警察も両親も、何もしてくれない。それなら、「彼女を取り戻すのは自分であるべき」だ。両親と初めての大喧嘩をし、家出。そのまま連絡を絶つことになる。家出後は学生ということもありすぐに生活に限界が訪れる。所謂アウトローたちに絡まれ、慣れない喧嘩をして負け続け、それでも諦めない。そんなことを続けていたある日、気まぐれだったある暴力団の一人に拾われ、裏社会について知っていくことになる。ただ目的が「人一人」であるため最終的には（手荒い挨拶をもらいながらも）暴力団を抜け、また一人で活動し始めたのち、現在のメンバーに巡り合う。この出自から気弱ではあるが必要暴力には躊躇いがない。 奈王が連れ去られたのは自分が弱かったから。待つだけで何もできないお姫様だったから。あの日のプレゼントをもう一度渡して、謝りたいと思っている。他の全ての罪は、彼女を取り戻すための踏み台に過ぎない。彼女がいなければ自分は存在できない。彼女の光のためなら、自分はどこまでも闇で良い。その異様ともいえる執着に、彼自身はまだ気が付いていない。 弱い自分を捨てきれないのは彼女に気が付いて欲しいという無意識の願い。本人は何よりも弱い自分を嫌っている。嫌っているからこそ、自分とは全く違う自分を演じている。強い自分が颯爽と救い出して、こんなに強くなったよ、と安心させてあげたい。全ては彼女のためにあると言っても過言ではない……が、もし恋愛面を聞かれたら否定してしまう。自分じゃ相応しくない、なんて言って。 ピアスをあちこちに空けているのは奪われたあの日の痛みを忘れないため。奈王が負っているかもしれない苦しみを少しでも感じるため。奪われた、そして取り戻せていない自責による無意識の自傷行為に近い。ほとんどを自分で空けており、傷が埋まる度に空けなおしている。住居として住んでいる部屋の棚の一つには、ピアッサーがじゃらりと入っている。 メンバーには恩を感じているし、憧れもしている。自分にはできないことができるから。そんなみんなに伏せてでも、彼女を取り戻したい。余計な情報を与えたら混乱するから、そしてこの盗みは自分のエゴだから。申し訳ないとは思っているがそれでもやめられないしやめる気もない。目の前の一つしか見ていない。罪悪感も、もう戻れないのもわかっている。それでも由姫にとっては彼女こそがヒーローであり、光であり、すべて。取り戻さなければ自分はもう二度と輝けないとすら思っている。お姫様ではなく、歪んでしまったけれど、ヒーローに。そう変わった姿を見せたいのは、他ならない彼女だけなのだから。だからこそ失敗すれば「まだ自分は弱いままだ」と落ち込むし、こんな姿では会えないとまた歩き始める。 全てが終わったら打ち明け、何度でも謝るつもりでいる。 幼馴染：西乃 奈王（ニシノ ナオ） 強気、元気！運動神経抜群で、少年よりも少年らしい女の子。よくあちこち怪我してた。由姫といつも一緒に居ることもあってか「オトコオンナ！」など揶揄われることもあったが気にしていない。むしろ、カッコよくていいじゃん！なんて思っている。由姫に何かあれば助けに来てくれた、まさにヒーロー。「ずっと女の子に助けられるのは…」と落ち込んでいた由姫を「気にすんな」の一閃で説得した。自分がやりたくてやってるからいいんだよ。スポーツ万能なためむしろ同性にモテていた。勉強よりは運動が好き。 イメージCV.伊東健人 普段：僕、あなた、～さん 「アッ、ひぇっ、ごめんなさい僕なんかが邪魔して、ひぇっ、お金ならありますから、あのぉ……」（怖い人とぶつかった） 「ぼ、僕は……えっと、こ、こっちがいい、と、思い、ます……」（恐る恐る作戦会議） 怪盗：俺様、アンタ・テメェ、呼び捨て 「Merci, サツ共。そう、この俺様が夜空を照らすLuneに相違ない。精々届かぬものに手を伸ばして、歓声でもあげるがいいさ」（舌を出して挑発） 「Bonne soirée！驚いてもらえたか？あァ、待てだなんだといつものセリフなら、とっくの昔に聞き飽きたぜ？今宵も楽しませておくれよ、どうやっても俺様は止まらないがな！」

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