タグ： プアリ

本名：阿在　優（あざい　ゆう） 優しい女性。 自分の周りの人間たちを何より愛して大事に思っている。 命を救ってくれた組織の者達には恩義を感じている。頭が悪いので難しいことが分からない。 初めて人を殺したのは16歳の時だった。 男女の夫婦を名乗る二人が少女を引き取った。愛情と称して夫婦は少女を大層可愛がった。 家には家族がたくさん居た。自分の指を使っても数えられないくらい、数えるのも馬鹿らしくなるほどの家族が居た。 家族も少女を大層可愛がった。 少女は幸せだった。家族からの愛情を受けて、大きく、大きく育った。 そんなある日のことだった。夫婦が以前の自分と同じような少女を連れて来た。 それから自分がもう家族じゃない事が告げられた。 女は理解できなかった。自分をを捧げて尽くして、尽くされた大好きな人達がこうも簡単に自分を見放すのかと。 気づけば周りには誰も居なかった。女は愛していた者達をその身ひとつで肉塊へと変えていた。怒りも悲しみもなく、ただ興味が失せていた。 以降、親切にしてくれた者達を同様に殺して歩いた。 愛が報われないと知ればそのすべてを破壊する暴力性を持ち合わせている。 本当じゃなくても良い。自分が必要とされていればそれで良かった。女は愛に飢えていた。 普段はパン屋のお姉さんとして働いている。 組織に素性を明かすのはいけないと分かってはいるが、お店のパンを組織のみんなと食べるのを楽しみにしている。 本名は阿在優。これは事実だ。けれど、物心つく前から知っている言葉がある。「エカチェリーナ」これが自分の親から貰った唯一のものだと信じている。 「わたしの事、愛してほしいの」 「離れて行くのなら要らない。放られるのなら知らない。わたしのことを愛さないものなんて全部要らないわ」 「わたしの大切な人達に酷いことするなんて悪い子ね」 「うふふ、楽しいわ！」 2024.03.24　【かいぶつたちとマホラカルト】END　墜落──かいぶつたちの帰る場所　不定3か月：心因性視覚障害、難聴、単数あるいは複数の四肢の機能障害 幽霊兄さんの依頼でお仕事をしてきたの。 天使くんが取られそうになったり大変だったけれど、ちゃんと幽霊兄さんの依頼をこなせたわ。 今回のお仕事で色々な難しい事があったけれどわたしにはよくわからなかった。 みんながわたしを愛してくれているし、わたしもみんなを愛している。これだけあればいいの。 でもどうしてかしら。わたしがさよならをしたあの子と、あの老婆のことが忘れられないの。なぜかしら。ああ、きっと気のせいね。きっとお腹が空いているせいだわ。 「幽霊兄さんの事にはびっくりしたけれど、そばに居てわたしの名前を呼んでくれたんだもの。もう何も嫌なことなんてないわ」 愛されていると知る限り鬼はこれからもAWooの一員として大切な人のために生きていく。 とりわけ。懐いてくれる天使を特別に可愛がりながら。 「わたしの可愛い天使くん。今日は何をしていたのかしら。聞かせてくれる？」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ