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2015　メカニックをベースに作成　　　 ▶職業特記 自分の専門分野の構造物や製品であれば、一通り見ればその構造や不自然な点に気付くことができる 【特徴表】 ≪異性が苦手≫どうしても異性と上手く話ができない。異性に対する＜言いくるめ＞＜説得＞＜信用＞にー10％　D＋10% →中学、高校と好きになった女の子が弟に想いを寄せているのを知り、そこから女子とは距離をとりがちになった。 ≪俊敏≫回避初期値がDEX×５ ▶不定 ・傲慢：躁、根拠の無い自信に満ちる。人によっては高いカリスマ性を感じるようになる。：１か月 ・献身：自己犠牲心が強くなる。善行、献身的な人間との関係が良くなり信用が10上昇するが、年収が2ランク低下する。：３か月 ・摂食障害：肉または恐怖の原因に近い物を食べられなくなる。次回のセッションからSIZとCONに-1の修正を行う。：５か月 ・偏食、過食症：過食、または常に何かを口にしていないと落ち着かなくなる。SIZが上昇しAPPが低下する。：５か月 一人称：俺 二人称：お前、アンタ、〜さん・くん・ちゃん 【性格】 ・落ち着いて見えるが、根は真面目で熱いところがある ・器用貧乏で努力家 ・ぶっきらぼうだが面倒見はいい ・自己肯定感は低いが、自分が努力して得た力は信じている ・生活も、趣味も、発想も、地に足が着いている｡結局は平凡の枠を越えられない ・大雑把に見られる事が多いが、仕事柄几帳面 ・頼まれると断りづらい。文句を言いつつ手を貸す事もしばしば 【背景】 元々は自己肯定感が高く、自信家だった｡実際周りの子供よりも覚えがよくなんでも器用にこなせたし、よく褒められた。 それは双子の弟も同じであったが、大河は勉強に加えて運動もできた。小学校ではずば抜けて足が速かったし、友達も多かった。 弟と2人で宇宙に行こうと約束して、本気で未来に思いを馳せていた。いつか2人で肩を並べて、同じ宙を見るのだと。 だが中学校に上がる頃には、その夢も曇り始める。 万能感に溢れていたのは小学校低学年までで、成績は次第に周りの子供達と並ぶようになっていた。 変わらず運動はできたが、それでも“運動をやってないにしては”の範疇を出ず、真剣に運動部で活動している生徒には当然敵わなかった。 自分が優れていると思っていた事は、ただ少しだけ、皆より早くできていただけの、少し成長が早いだけの子供だった。 いくら成長が早くても成長が止まればやがて周りも成長して追いつくことになる。その中で成長が止まらない者だけが“優秀”とされるのだ。 そしてその“優秀”をはるかに飛び越えた位置にいたのが、“天才”…双子の弟だった。弟は昔から今までずっと、成長が止まることがなかった。 中学生になる頃には、遊びたがる弟の誘いを断り、隠れて1人で机に齧り付くことが多くなった。 それでも弟に追いつくどころか、学年で2番になることすら叶わなかった。 弟に追いつきたくて必死に勉強した。でも必死にやっても弟には追いつけない兄という自分を誤魔化したい見栄も捨てられず、無邪気な弟の誘いに乗って余裕ぶって見せることもあった。自分がどう頑張ってもその足元にすら手が届かない高みにいる弟の事がどうしようもなく気に入らなくて、でも同時に何よりも誇らしかった。 やり場の無い感情をぶつけてやりたいと何度も思ったが、「せめてこの弟が頼る兄のままでありたい」という気持ちがそれをさせなかった。 高校に上がる頃には、より必死だった。弟に追いつけなくてもいい。それでも、子供の頃の夢を叶えるために必死に勉強した。 友達と遊ぶのも、部活も、弟からの誘いも断って勉強に没頭した。友達は減ったが、成績は良くなった。 学年でも上位に食い込んで、学年順位が弟と並んだこともあった。 「これで少しは」そう思ったのも束の間、弟は高校一年生にして現代天文学の先端研究に携わり、機械工学的にも革新的な技術を確立していた。 その時やっと、「弟は天才で、俺は凡人なのだ」と受け入れた。 受け入れてしまえば簡単なもので、憑き物が落ちたかのように熱は冷め、今までどうしてあんなに必死になっていたんだろうと思うほどだった。 だって自分は天才では無いのだ。どう頑張ったって、凡人が天才になることは無い。だったら凡人は凡人らしく、身の丈にあったことをするべきだ。 そうして、残りは平凡な高校生活を過ごすことになった。疎遠になっていた友達ともなんだかんだ遊ぶようになって、弟と接する時間も増えていった。 次第に、第一線で活躍する弟を見ても嫉妬を覚えることは無くなっていった。とても、楽だった。 高校3年生、進路希望調査の紙をなかなか出せないでいた。 頭では地元の中小企業やベンチャー企業という当たり障りない候補が上がるも、欄を埋められないでぼーっとしているといつの間にか自室に入ってきた弟に1〜3希望まで全部NEXで埋められる。第三希望まである意味ないだろ！と呆れてそのまま鞄にしまったのを忘れ、翌日担任に間違えて渡してしまう。 慌てて書き直しますと言うが、「第2、第3は他の候補にするのか？」と聞かれ、「いや…流石にNEXが無謀なのはわかるんで、第一希望も…」と言ったところで担任に「大河は本当にそれでいいのか？」と言われ、自分が無理に諦めようとしていたことを認め、自分にできる方法でNEXに入ること決める。 ずっと諦めたふりをしていた。平気なふりをしていた。それでもやっぱり諦められなかった。宇宙への憧れだけは捨てられなかった。 だったら。研究者になれないなら、他の道を探せばいい。頭が足りないなら、努力で補えるものを必死に探せばいい。 元々器用だったこともあるが、“身体に叩き込む”ことや“先人の知恵から覚えたものを活かす”ことなら自分にもまだ道は残っているかもしれないと覚悟を決め、死ぬ気で学び掴み取ったのがロケットの船体整備という仕事だった。研究員として宇宙開発に携わることへ未練がないわけではないが、今はメカニックの仕事も気に入っている。

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