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「 貴方様を殺すのは私だと思ってましたけれど……… 　　一緒に死ぬのも悪くないですわね？…なーんて」 とっこ いなり #ff4242 */ 設定 ➷ 何事にも全力で取り組み、人一倍努力家の女の子。 剣術にしても最初は技術なんてものはなく、稲荷自身の必死の努力と、師匠である五月雨 導久の的確な指導により成長した。 身体を動かすことは嫌いじゃない為、いつも自主練にも励んでいる。 本人は「～ですわ」とお淑やかな話し方をするが、性格がぽんこつなので「思ってたのと違う」と言われることが多々ある。 ｢わたくしの名前は独狐稲荷ですわ！以後お見知りおきを！｣ ｢…ぐぬ…その匂いは油揚げ…！？ダメですわ…いまわたくしには油揚げ禁止令がでてますの…！｣ */ 昔は小さな村に住んでいた。 両親と、3つ下の妹。名前を珠樹(たまき)と言い、稲荷は" たま "と呼び可愛がっていた。 小さな村にはよく狐が遊びに来る。妹はいつも狐と遊んでいた。狐と楽しそうに遊ぶ妹を見るのが好きだった。 妹は決まって｢お姉ちゃんも！｣と稲荷の手を引き、途中から稲荷も参加し、それを微笑ましそうに両親が眺める。 すごく幸せな家庭だった。 ____ あの日が来るまでは 朝目が覚めたら、変な匂いがして。 何かを焼いている…？いや、焼かれてるのは私たちだ。 稲荷の住んでいた村は、何度も隣町と合併しろと言われていた村だった。しかし、村の人はそれを拒み続け、村は良いように見られていなかった。 体が重い。息ができない。 苦しい、苦しい苦しい苦しい。 お父さんは？お母さんは？妹は？ 聞こえるのは炎が燃え盛る音と、隣町の奴らの笑い声だけ。 そんな中、稲荷は意識を手放した。 死んだと思った。 でも目を覚ましたら知らない家。 何かの匂い。 これは……味噌汁？ しかも私の好きな油揚げが入ってる匂いがする。 あれは全部悪い夢だったんだ。そう思った時に目の前に現れたのは五月雨 導久だった。 困惑する稲荷に五月雨は優しく接してくれた。 落ち着くまでそばに居てくれて、甘いものをたくさんくれる。 ｢お父さんと、お母さんと、妹は？｣ その問いかけに五月雨は小さく首を振った。稲荷だけでも助かったのが奇跡なんだと。 当時9歳の稲荷にそれはあまりにも残酷な言葉だった。 そこからは五月雨と一緒に過ごし、最初こそ人間不信になりかけたものの、妹が愛した世界を嫌うことは無かった。 むしろ、妹が愛した世界を自分が愛してあげなければいけないと思った。 これは稲荷が自分にそう言い聞かせているだけかもしれないが、稲荷はそうでもしないと心が折れてしまいそうだった。 一番愛していたのは妹だったから。 これ世界のこと妹だと思ってない？？？？？？？？？？？規模でか。 */ イメージソング ➷ [ ターミナル ] 🔗 https://www.youtube.com/watch?v=5LLxrCeriDs 「 もう置いて行かないで ねぇ 」 技能は巫女で取ってます。 2022.05.14 「妖し欺瞞し斬るはまぼろし」にてロスト

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