タグ： 小森のキャラシ

イギリスと日本人のハーフの少女 大人しく、自己主張は控えめだが 人の痛みには敏感で、そういった事に関しては ややお節介な所がある。 幼少期に両親が不和を起こしており離婚してしまい 母親に引き取られる事となったが 生活の困窮や心の余裕の無さから 母に酷い虐待を受ける事となった。 最初は、叱られる際に軽くはたかれる程度。 後に、躾と称して食事を出さなかったり 難癖をつけて殴るけるの暴行を行うまでに至る。 特に酒を飲んだ時が酷く、髪を引っ張って風呂場に連れていかれ 熱湯をあびせられた事もあった。 そんな状態がしばらく続いていたが 母が新しい父と結ばれた事で 生活環境は一気に改善した。 母は今までの事を詫び、今度こそ良い母親になると 優しく言葉をかけてくれた。 そしてその約束は守られ、日々生活は穏やかなものになっていった。 そんなある日、結婚記念日に両親が二人きりの時間を送れるように気を利かせたところ、 両親が出先で事故にあってしまった。 二人が死に、打ちひしがれているさなか 葬儀中、親の遺産目当てで、親族があなたの養父母になると申し出てくる。 自分一人では生きていけない。 けれど、どう考えても…こんな形で両親の遺産を 彼らに明け渡して良いのか。 悩みに、悩み…未だに答えを出せないでいる。 そのさなか…夢の中より出られなくなってしまった。 ここでの生活もあまりよいものではなく 絶望したが、それでも現実よりもここの方がマシなのかも という気持ちもある。 未だ自分がどう生きるべきなのか 決められずにいる。

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