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●パーソナルデータ 「親しい者はからかい半分に今でも私を“ダルタニヤン”――と。そう呼びます」 ――“ダルタニヤン”クリストフ・ドゥ・ジッキンゲン 老眼鏡が良く似合う愛猫家の老人。 腕のいい靴職人でもあるが、かつてＵＧＮ成立にも立ち会ったオーヴァードのひとり。 過去の古傷の後遺症から戦闘能力は皆無に近いが、 アイルランドの妖精“ケットシー”のＲＢを使役し、バックアップを行う。 ３体いるケットシーはそれぞれ“三銃士”になぞらえた名前がついているが、 これは現役当時のクリストフのコードネームに由来する。 かつての中枢評議員「ベルナール・ブルム」とは二十年来の親友だったが、 １１年前の実験中の“事故”に巻き込まれ、大怪我を負い２年間の昏睡状態に陥る。 意識を取り戻した時、クリストフには親友もかつて志を共にしたコードウェル博士も残されていなかった。 事故の後遺症により全盛期の戦闘能力の大半を喪ってしまっている。 かつては細剣を手に苛烈に戦う騎士もかくやというスタイルだったがその面影はもはやない。 空白の２年間という月日と、友を守れず自分のみが無様に生き残ったという事実は、 肉体の老いという形でクリストフの心に冷たい楔を打ち込んだ。 負傷と老いを理由に一時は前線から身を引き、 フランスで生来の職である靴職人として暮らしながら現地のエージェントのバックアップなどをしていたが、 親友の忘れ形見である「テレーズ・ブルム」が中枢評議員に参入したことをきっかけに再びオーヴァードの世界に舞い戻る。 幼いテレーズの気高きその姿に、かつての親友の面影を感じ取ったクリストフは 残りの生涯を彼女に捧ぐことを静かに胸の内で誓った。 それはクリストフにとって親友を守れなかった贖罪でもあった。 老い衰え、古傷から思うように動かぬ老骨に鞭打ちながらテレーズの部下として 活躍するクリストフはある出来事をきっかけにオーヴァードの戦いの激震地である極東「日本支部」への転身をテレーズに願い出る。 ――死んだと思っていたかつての仲間、コードウェル博士の帰還。 どうやらまだ親友の元に逝くのは早いらしい。 彼には聞かなければならないことがある。 PC3ハンドアウト 推奨カヴァー/ワークス　指定なし/UGN支部長 シナリオロイス:"門（アビスゲート）"　推奨感情　任意/脅威 キミは陽門市のUGN支部を統括する支部長だ。 キミの統括している陽門市では、遺産に関わる、あるいは遺産に影響を受けた事件が頻発しており新たに研究機関を立てることをUGN日本支部長と相談していた。 その計画が順調に進んでいる最中、強い胸騒ぎを感じる。 レネゲイドがざわつく。戦いの予感。 真昼の青い空が砕けちるのを見た。

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