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一人称/俺 天パ陰キャ。 加々見さんとよく一緒にいる。 言葉に棘がある。 「ユーデストピア」END:A 人の目を見て話せない。 どもり口調。 一人でよくやり込みクソゲーをしていた。 友達はいない。 死んだ理由 いじめによる自殺。 小学校の頃はクラスの中心にいる陽キャだったが 同級生の発達障害の女の子をいじめていた(最初はからかう程度だったが 次第に皆も楽しそうだからとヒートアップしていた)のをクラス集会で自分だけの せいにされ糾弾されたのち同級生に逆にずっといじめられた。 中学は県内の車通いできる遠い所を選んだが、同級生の知り合いが いたことで結局中学もいじめられる毎日となり、生きている意味が 見いだせなくなった。 死因 高所からの飛び降りによる　粉砕骨折 兼 脊髄損傷 ------------------ 貴方は学校にいる。周りの幼い子供達を見るにここは小学校なのだろう、そう貴方は思い出す。 貴方はとても明るく人気者だった、先生からは叱られつつも笑いながら褒められ、 友達は休み時間の度に貴方の元に集まり、いつも笑いが絶えず楽しい毎日を送っている。 家に帰れば美味しいご飯を作ってくれる母親と、一緒に遊んでくれる父親。 順風満帆、正に絵に描いたような幸せな子ども。それが貴方だ。 そんな風に思っている貴方に転機がやってくる。 そう、それは何の悪意も無い、子どもの純粋故の残酷な言葉だった。 1人の女の子がいる。 彼女はどこか他の子より髪がぼさぼさとしており、勉強も覚える事が苦手だったようだ。 どうも言葉つきもたどたどしく、皆から陰で何か言われている、そんな女の子。 貴方はただからかうつもりだったのかもしれない、皆が笑ってくれるからやっただけなのかもしれない。 貴方は、皆の前で彼女を馬鹿にした。それは子ども故の残酷さだった。 見た目をからかい、勉強が出来ない事をからかい、皆と違う事をからかい。 それは次第にエスカレートしていくも皆が笑ってくれるから、止める事が出来なかった。 やった！これで、皆は笑ってくれる！自分はこのクラスで人気者になれる！ もっと馬鹿にしないと、もっと、もっと！ 教室でクラス会が開かれている。 貴方は机を円にした中心に立たされている。 貴方がからかうと笑っていた友達が、貴方を責め立てる。ひどい、なんであんな事をしたんだ。 褒めてくれていた教師が貴方を責め立てる。お前がそんな事をする奴だとは思わなかった。 いじめていた少女があなたを見つめる。彼女は何も言わず、ただただ目に涙を溜めている。 自分は悪くない、自分は悪くない！どうして俺だけが悪いんだ？ 皆笑ってたのに、俺は皆が喜んでくれたからあいつをからかったのに！どうして？ 貴方は地元とは別の遠い地の中学校へやってきた。 ここでなら、ここでならあの地獄の日々から抜け出せる。小学校卒業までずっと責め続けられたあの時間からようやく…！ そう思い踏み出した中学生活にあったのは、貴方の所業を皆に伝える友人の姿。 最低。汚い。クズ。こっちに来るな。 そう皆が自分を見て、囁いて、そうしていじめられる。 その毎日。もう自分は、あの一度の、たった一度のいじめでこの人生から逃れられないんだろうか？ どうして皆自分をそんな目で見るんだ？許されないんだろうか？怖い、辛い、苦しい、誰も助けてくれない。どうして？ 貴方は学校の屋上にいる。もう耐えきれなかったのだ、どうしたらいいか分からなくなったのだ。 学校の屋上からグラウンドを見下ろせば、思い出されるのは楽しくなるはずだった学校生活。 そして、一歩足を踏み出した。

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