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〇空代夜咲(そらしろ・よざき)/『真夜中のロクスソルス』 【白花夜咲月見草】：「自由な心」「打ち明けられない恋」「無言の愛情」「ほのかな恋」 「今日も空がきれいだ。さあ、今日も飛ぼうよ！」 「空が好き、だいすき、愛してる。私は空で死ねるんならそれでいいよ」 「まあ、でも。今はさ、この空を守ることが私の仕事だから。綺麗な青、きれいなそら。大事な祖国の、果てまでの空。そのためにも────さ、行こうよ空に！」 「空に恋した、なんて。笑えちゃうでしょ。でもね、きっと────ほんと」 ・HO 　探索者は全員が日本の航空自衛隊現役ファイターパイロットであり、部隊長である田場 平次郎（NPC）の下、同一の戦闘機運用部隊に所属している。 　搭乗機体はF-15J（Eagle）。年齢は24～35歳。性別は問わない。 ・晴れ渡った空を思わせる蒼色の長髪。先端に行くにつれて仄かに金色がかったグラデーションに染まっており、その色彩が変わるさまは、蒼穹へと鮮やかな太陽の輝きが昇るかの如く。或いは、海面に光が溢れるが如く。瞳は、正しくその名の通りの黄金色であり、常に日の光を受けて彩度が高く輝いているが、空を見つめすぎてしまったからか、いつしか、その金色の瞳の中に、青い空から零された輝きのような星が散らばっている。 　誰しもの視線を惹くほどに、半ば完璧にも近しく整った容貌を持つ。けども、その瞳は他者よりもひたすらに頭上の空にばかり向けられており、ただただ、澄んだ憧憬を青へと向けている。だが、空から輝かんばかりに降り注ぐ燦然の輝きを受けて、煌めく瞳と横顔は、数多の人々の言葉を失わせる。体躯としてはすらりとしているが、職務柄しっかりと鍛えられており、無駄のない一切ない引き締まった体付き。空を飛ぶために、その為だけに磨かれた身体。 　自身を着飾るよりも、空を飛ぶために訓練をしたり、機体の整備でオイルまみれになる方が好き。自身の容貌の美しさにある程度自覚はあるが、然し、それよりももっともっとずっと美しいもの――――「空」を知ってるから。空の中じゃ、美しいも醜いも、なんにも関係ないデショ。オフでもその精神が代わることはないため、動きやすい恰好であれば正直なんでもいい。一応TPOは弁えてるけど。 ・空を飛ぶためだけに、生まれた女。 　そう称されても過言ではないほどに、基本的な思考の在り方が飛行を中心に考えられている。空を飛ぶために。 ・と、いいつつも。基本的には何処かふわふわした、些か無気力めの自由人。あまり細やかなことは好まず、大らかに穏やかに、何事もほどほどを好む。 　器が広い、ともいえるが、どちらかと言えば大抵のことには大雑把。何事も何とかなるんじゃない、とふんわり構えており、また、なんやかんや何とかできてしまう器用さは持ち合わせているため、面倒ごとにならないラインでうまく受け流している。 ・だが、自身の職務のことになると話はある程度別であり、オンとオフのスイッチはそれなりにしっかりしている。 　仕事のことになれば、それなりに真面目。スイッチがある程度入っていれば、訓練や仕事など、それなりに大変なことであっても、仕事と割り切ってこなしてしまう。そういったことは逆に、面倒だと放っておくと、未来の自分に周り回ってくることもわかっているため。未来の自分や周囲が面倒なことにならないためにも、必要なことはきちんとこなす。なんやかんや、それなりに打算的でもある。 ・職務柄、礼儀や上下関係もそれなりにきちんとわかっているため、年上や先輩にはある程度きちんとした敬語で話す。 　だが、ある程度慣れてきたり、或いは自身の興味やそちらの方面に意識が傾くと、敬語がどこかに飛び立っていく。 ・そして、仕事の中でも、空を飛ぶこと、航空機の操縦になってくると、さらに話は別である。普段のどこかふんわりとした雰囲気はどこへやら、目を思いっきり煌めかせて、前のめりになって話題へと飛びつく。 　空を飛ぶために必要であれば、どんな苦難も苦難だとは思わず、寧ろ積極的に飛び込んでいく。つまるは、自身の好きなものや興味に対してとんでもないレベルで全力。 ・また、飛行技術に関しては天才肌。かなり幼少期から家族の影響で操縦桿を握ったことがあり、飛行免許が取れる歳になると同時に、小型航空機の免許を取るためにアメリカに留学したほど。 ・飛行ジャンキー。空を飛ぶことが世界の何よりも好き、空が好き、青が好き。戦闘機のパイロットが天職のような女。 ・代々パイロットや空にかかわる人間を多く輩出している「空代」家の血を引く。 　「空代」の家柄は母方の家系であり、代々、不思議と空へと心を奪われる人間が多く、それゆえに、家族の大半が空にかかわる仕事をしている。また、不思議と結ばれる人間も空に縁がある仕事をしていることが多く、すべからく、全てが空へと通じる血筋だと言われている。 　現に、父は某大手航空会社でパイロットをしており、一年の大半を空と飛行機、また海外で過ごしている。また母はNASAに勤めており、父が米国へとフライトをした際に出会っただとか。出会った場所は空港であり、何やらお互い通じるものがあったふたりは、出会ったその日に意気投合し交際、半ば二週間ほどで結ばれただとかいうエピソードを持っており、娘に負けず劣らず自由人気質な両親を持っている。 　嘘か本当か、どうやら身重だった母が父の運転する航空機内で産気づき、自身が生まれたのも、丁度日本から米国行きの空の中だった、という具合。そのため、その実アメリカ国籍も持っているが、幼少期に日本に来ているために、現在はきちんと日本国籍。 　そのため、生まれて初めて目にしたものは、そんな航空機の窓から見えた青空だと言われており――――その真偽の定かはどちらにせよ、そんな空の青に、以来、ずっと魅入られ続けている。 ・幼少期は、両親共に暇さえあれば、空や飛行機に触れさせてくれた為に、物心ついたころから、空が、青が、ただ傍にあった。 　傍にあったから、ただ、その青の中にいたいのだと、いつしか思うようになっていた。 　そして、その空の中を、何よりも自由に翔ける、銀色の翼にも憧れた。――――戦闘機。音の、光の、そんな速さに近しく、青を翔ける銀色の翼。世界で何よりも早く空を飛ぶ其れに、ただ、乗りたいと、幼い頃からずっと思ってきた。 　空に、青に、そしてそこを自由に飛ぶことに、飛行機に恋をし、己もまたそこを翔ける為だけに、ただひたすらにパイロットになる為に全てを捧げてきた。 　世界の全てを置き去りにした、あの、太陽と月に一番近い青へと身を委ねた日に、きっと、魂をあの場所へと預けてきた。 ・「空に恋した」と言われるほどに、心から空を愛している。あの青を好いている。空に一秒でも長くいる為に、パイロットとしての技術を学び、知識を身に付け、実力を磨き、ひたすらな努力をしてきた。 　体格や才能は、正直一般レベルのものである。けれども、そんな彼女が周囲から「天才」と言わしめるまでに翼を広げた理由は、青をひたすらに想う恋心と、血の滲むような、魂を削るような努力、それだけである。 　幼少期から家族に教えられ、飛行機を乗り回していた。ゆえの実力でもあり、育てることが出来た才能だった。 ・飛行機に対しての知識も深く、愛情も深い。 　この銀色は、私の翼。私の半身。青も好きだけど、この銀も、だいすき。 ・そして、その青を、銀を、何よりも愛すると同時に。 　守りたい、とも思う。 　愛しい、愛しい、祖国の空。そして、自分が生まれた、どこまでも果て無く広がる青。 　それを守りたい。 　だから、空を、――――守れる、航空自衛隊に入ることを決めた。 ・タックネームは「ナイト」 　名前の「夜」と、この愛しい空を守る「騎士」たる「ナイト」。 ・カラーコード：#1e8eff　シアンブルー 【特徴表】 31：天気予報士 33：飛ばし屋 【花言葉】 69：ロベリア 「いつも愛らしい」「謙遜」「人目につく」「悪意」 貴方がそこに居るだけで、周りが貴方を認めるだろう。かわいらしさの中に確かな知性を。思慮の奥に小さな毒牙を。一筋縄ではいかない人。それも含めて貴方の魅力。 90：浜木綿（はまゆう） 「どこか遠くへ」「汚れがない」 どこか遠くを見ている。ここじゃないどこかへ行きたいといつだって考えている。それは願望となり、目標となるだろう。さあ、準備はいつだって出来ている。あとは一歩踏み出すだけだ。そう思いながら、今日が来た。 31：スターチス 「永遠に変わらない」「いたずら心」 不思議なことにとにかく目がない。退屈は大敵だ、窮屈は仇敵だ。自由こそが貴方の居場所。人は貴方と妖精を重ねることだろう。 【通過シナリオ】 ・『真夜中のロクスソルス』：SAN+16,追跡+5,目星+8,英語+7,医学+6,生物学+1,歴史+12,クトゥルフ神話+8 ・『♃』：クトゥルフ神話技能+2

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