タグ： 青海苔 あおしお

ボンボンのボンクラ。金持ちの次男坊。 登山家を目指していたが家族(父)からの猛反対を受ける。 道具も全て捨てられ、登山家を諦めなければ勘当するとまで言われた為、夢を諦めざるを得なくなった。 それからは父の言う通り一流の大学へ行き、そして有名な出版社に就職。記者となるが山への思いを捨てきれず登山家特集などの記事を専門に書いている。 そこで目を付けたのが藤峰カムリ。小さな身体で次々と山へ登る姿に心を奪われた木佐貫は、彼女が狂気山脈へと挑む話を聞き、編集長へ直談判。必ず素晴らしい記事にしてみせると豪語し、この狂気山脈登頂へ参加した 「山ねぇ、好きなんですよ昔から。だから今も趣味で少し登ったりね、してますよぉ」 「俺？俺には登山の才能が無かったんですよぉ。だから登山家は諦めました。」 「父は俺の記事読んだこと無いんですよね。未練がましく山のことばかり書いてやがるって。だから俺ねぇ、狂気山脈の頂上と藤峰カムリさんを撮って、すげえ記事書いて。俺の事絶対認めさせてやろうと思うんです。」 「分かってますよぉ。いくら親に認められなくても勘当されても何捨てられても関係ない、この身一つで登るくらいの気概があれば良かったんです。 そこまで出来る程俺は強くないから、だからこんな中途半端なんですよ。全部。」 以下、狂気山脈ネタバレ注意 『狂気山脈　リベンジ』用のテキストになります ◇◇◇ 狂気山脈。水嶋ルイスと藤峰カムリ氏と頭頂に挑んだが道半ばで断念。様々なことも起こり記事としては概ね好評。 父親からも賞賛とまではいかないが、言葉をもらった。 しかし木佐貫はこのままで終わりたくなかった。登りたかった。次こそみんなで頂上へ行きたい。 二人から登山家だと認められたから。何より自分が、登りたい。頂へ辿り付きたいという気持ちが強くなった。 次こそ俺は。

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