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○ミラージュ・スターチス(Mirage・Statice)/『ぜんまい仕掛けのバラッド、その共鳴について』HO2：西洋人の依頼人 【スターチス】：「変わらぬ心」「永久不変」「途絶えぬ記憶」「いたずら心」 ・ふんわりとした柔らかなブラウンの髪を背後へと流し、煌めく光のようなカナリアゴールドの瞳を悪戯気に瞬かせる少女。 　小さく小柄、華奢な体格であるため、力仕事には向かないが、その分機敏であり器用。細やかな指先の作業などが得意であり、最近はオルゴール旁をちょっとずつ学んできている。 ・常に明るく快活、ポジティブ思考。 　また楽しいことが大好きで、些か悪戯好きな面もある。驚かせたり笑わせたり、人が楽しんでいる姿を見ることが好き。自分が一緒に楽しめればもっと好き。 ・小柄な体の割にとんでもない勢いで肝が据わっており、大抵のことには動じない。 　また、基本的にはポジティブであるため、自分や相手の良いところを探してしっかりと見て、前向きに過ごしている。 　暗い顔してるよりも、元気に明るくいたいじゃない！　きっとその方がレディとしても素敵なのよ！ ・ただ、それゆえに時々、他者の弱音が分からないところがあり、たまに厳しい発言をしてしまうことも。 　自身の短所であるとの自覚はあるが、無自覚的に飛び出してしまう部分であるため、今後直していかなければならないところ。 ・憧れの女性がおり、彼女のような素敵なレディになりたいと夢見ている。 　そのため、喋り方や所作、仕草などレディのものとなるよう努力し勉強をしている。 　だが、まだまだお転婆気質であるため、おしとやかさよりも快活さが前に出てしまいがち。 ・愛称は「ミラー」。「ミラ」ではなく「ミラー」と呼んでほしい謎のこだわり。 ・カラーコード：8A77B7　ヘリオトロープ 【花言葉】 1：アイリス 「吉報」「愛」「情熱」 いつでも希望を忘れない。望めば必ず報われると知っているから。なにも悲しむことはない。泣くことは諦めだとわかっているから。 92：猫柳（ねこやなぎ）「自由」「努力が報われる」「親切」「思いのまま」 自由の権化。楽しいことが大好き。そのためにはなんだってする。努力は無駄に終わるかもしれない。しかし貴方はそれでも辞めないだろう。皆も呆れながら見守るだろう。 22：コスモス「乙女の真心」「少女の純潔」 貴方の行動に、皆は幼い日の自分を重ねるだろう。そこにいるだけで皆の心が温かくなり、和やかになる。 ＜以下、『ぜんばら』HO2：西洋人の秘匿有あり＞ ・彼女の名前は「ミランダ」。 　柔らかなブラウンの髪と、スターチスの花みたいに綺麗な青い色の目をしたとっても素敵な女性。 　自分の名前のミラージュも、姓のスターチスも、どちらも彼女の名前から貰ったもの。 　「ミラ」と呼んで誰よりも慕っていた。今でも慕っている。 　だいすきなひと。だいすきな、家族。 ・何も覚えていなかった自分に、色んなものをくれた彼女。 　家族さえも覚えていなかった自分に、家族をくれた彼女。 　誰よりも大好きで、誰よりも憧れ。彼女のような素敵なレディになりたくて、彼女の真似をたくさんした。喋り方も、彼女の仕事も、日々の過ごし方も、いろんなことも。 　学校に通いながらも、たくさんたくさんのことを彼女から学んで、お陰でこんなにもたくさんのことを知れたのよ。 　本当はね、もっともっと、いろんなことをミラに教えてほしくて、ミラと知りたかったの。 ・ミラの、ミランダの、最期のことば、さいごの願い。それをどうしたって叶えたくて、遥々、住所の場所を目指すことに決めた。 　ミラがいなくなってしまったこと、すごくすごく寂しくて、悲しくて、どうしたってその感情は消えないけれど、でもきっとミラは、私が暗い顔をしていることを望まないから。 　だから、ちゃんと前を向くの。向かなきゃいけないの。 　でもね、それも簡単じゃないから。だから、先ずはね、ミラの願いを叶えるっていう目標を立ててね、それから前に進むから。 　それだって、ミラが教えてくれたことよ。 ・悲しみだって抱いて、頑張って前を向くから。 　マァムみたいな素敵な女性になれるようにこれからだって頑張るから。 　……もうちょっとだけ、この寂しさと悲しみはね、私の胸に抱かせてね。ううん、一生抱いていくけれど、もう少しだけ、浸らせて。 ・まっさらだった自分の記憶。 　ミランダのお陰で、たくさん描かれた今までの記憶。 　何もなかった、その”前”が気にならないって言われたら嘘になる。 　マァムに会う前の自分は一体どこの誰だったんだろうか。家族はいたんだろうか。いたのなら、どんな人だったのだろうか？ 　不思議にも思うし、思い出したいとも思う。でも、焦ったりとか、困ったりとかはあまりしていない。 　忘れてしまってることに申し訳なさは覚えてるけれど、仕方がないものは仕方ないもの。 　何も覚えていなくても、きっと何とかなるの。大丈夫。 　きっと、必要があれば、思い出すことも出来るだろうから。 ・だから、”今”を全部抱えて、私は生きるの。 　きっと、その心だけは変わらないわ。 HO2：西洋人の依頼人 秘匿HO：記憶喪失者 あなたには記憶がない。 あるのは、穏やかなイギリスの田舎の町で「彼女」と過ごした日々の思い出。 ある時に意識が覚醒し、何も覚えていなかったあなたを「彼女」は温かく迎え入れてくれた。 「彼女」はあなたを養子とし、共に時を歩んだ。 あなたにとっての家族は「彼女」一人だった。「彼女」にとってもそれは同じだったようだ。 そんな「彼女」は、二週間前に老衰で亡くなった。 「お願い。私の願いを叶えて頂戴」 彼女は遺言と共に、あなたに住所が記載された紙と、アンティークの時計を渡した。 その時計は鍵がかかっており、あなたの知識をもってしても解錠が不可能だった。 おそらく、その場所に届ければ開く、という意味だろう。 彼女の願いを知る為、あなたは時計を記載された住所に送り、自らもその場所に向かうことになる。 ※住所を調べるならば、HO1の店だということが分かる 【アンティーク時計】 自立する機械式の置時計。高さはおよそ50cm。 和洋を折衷させたような彫刻がある。 分かりづらい場合、「万年時計」の画像を検索してイメージしてもいいだろう。 【「彼女」についての記憶】 光に照らされた白い場所だった。 全てがおぼろげな視界に、影が生まれ、輪郭が浮き上がる。 目の前にいるのは、目尻に皺のある婦人だ。 彼女の持つ澄んだ青い瞳があなたを見つめた。 まぁ、あなた。目が覚めたの？ 手が冷たいわ。紅茶はどうかしら。 ──記憶がないの？大丈夫よ。 今あなたはここに居るわ。 ゆっくり考えましょう。時間はあるのよ。 私のことは、マァム/マダムと呼んでね。 その温かな声を聞いて、安堵したことは覚えている。 【あなたの力について】 あなたには、「霊視」の力がある。 怪異や呪いの存在、痕跡を感じることができるのだ。 「彼女」も同じ能力を持っていたが、「その力は人前で軽々しく出してはいけませんよ」と言っていた。 【設定について】 プレイヤーは事前に、「彼女」の名前を決定しておくこと。 (シナリオ中では「リリー」と記載しているが、見た目、名前、出会った年齢は変更可能である) 探索者は「彼女」と共に、6年以上は過ごしている。 「彼女」は探索者の親代わりであり、教養とユニークさを持つ品のいい女性である。田舎町で機械屋を営んでおり、機械の整備や修理をしていた。 探索者の意識が目覚めた当時、未成年であれば学校に通いながら、成人していればその店で働きながら、機械に関する知識を得ていった。 あなたは「彼女」が70代になった時に看取った。 探索者の年齢は、16~40歳であれば違和感は無いだろう。 ・『ぜんまい仕掛けのバラッド、或いはその共鳴について』：SAN値+1,クトゥルフ神話技能+8,機械修理+6,芸術(歌唱)+9

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