タグ： 受け継がれし快男児

来歴 地方の名家に生まれ、勉学やスポーツなどの才能にも恵まれ、何不自由なく暮らしてきた。 欲しいものは何でも手に入ったし、したいことは何でも出来る。 プライドは肥大化し、人を見下すようになるのにそう時間はかからなかった。 それでも、小学生だった当時としては、生意気な子供という範疇。 そんな折、親が子供を引き取ってきた。それが妹である桜だった。 天狗になった小学生が、急に出来た妹にでかい顔をしないわけがなく、やれ華麗なリフティングを見ろ、こんな問題も解けないのか教えてやる、楽器演奏は上流階級の嗜み美麗な演奏を聴けと毎日のようにクラスメイトに対するものと同じかそれ以上にいびり倒していた。 しかし何をしても笑いもしなければ怒りもしない、何でそんなに無表情なんだと憤懣しては新しい特技を披露していた。 それを見かねた両親が桜は重い病気であることを告げ、それなら僕が偉い医者になって治してやるよと約束してみせた。 それが挫折の始まりになるとも知らずに。 桜の病気は現在の医療技術では治せない不治の病であり、学べば学ぶほどに自分ではどうにも出来ないことを理解していった。 時間が経つほどに打ちのめされ、プライドは地に落ち、卑屈さに塗れた皮肉屋な男へと変わっていった。 そんな折、ネオ・ナチスの人間に出会い、オーヴァードという存在を知り、妹を助けるために組織に入り研究者として協力する立場となった。 しかしネオ・ナチスの実態を知った為に離反、妹を連れ出すことは出来ず、力を蓄え奪回の機会を窺っている。 性格 卑屈で皮肉屋、基本的に人をからかうような言動で過ごしている。 その実、誰よりも他人を評価し、自分を認めたいと思っている為、努力を欠かさず人知れずお節介を焼く。 昔の、人を見下しその後打ちのめされ自身を認められずにいた自分を嫌っており、かといって今更真っ直ぐにも生きることは出来ないと思っている。 だからこそ誰に言うでもなく人を助け、自身が認めることが出来る自身になる為に動き続けている。 誰かの為に立てる自分でありたい、人を見下さず尊重し助けられる自分でありたい、目の前の助けを求める人を助けられるくらいの人間でありたい、下らない自尊心で潰されていた素直な心のままに生きたいと願っている。 【風の憧憬】　《原初の赤：サイレンの魔女》　コスト６ 【時の宿願】　《原初の白：時間凍結》　コスト７ 【影の大望】　《原初の黒：時の棺》　コスト１２ 【結の輔翼】　《妖精の手》　コスト４ 【夢の与力】　《力の法則》　コスト４

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