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戸帳　めぐる (とばり めぐる) 31歳 女 職業ベース：大学教授（2010） 専門的分野２つ選択のところ、ルルブに記載ないですが数学教師のため「経理」＋仕事に必要であろう「コンピューター」に変更しています。 ｿﾌﾟほいち 自殺した生徒がいるクラスの担任／担当教科は数学 黒髪ショートヘアの女性。 ドライに見えるが、とても繊細で、傷つきやすい。 ----- ◆過去 親に愛され育ってきた、長い黒髪の綺麗な女の子。母が丁寧に髪を編んでくれるのが大好きだった。 顔立ちはとびぬけて整っているわけではないが、笑顔のかわいい子どもだった。 幼い頃は友達にも恵まれていたし、平凡であったが幸せな日々を送っていた。 中学生のころ、イジメに遭った。 何が理由でそれが始まったのかは分からない。 クラスのリーダー格だった気が強くて美人な女の子からの嫌がらせが発端となり、気づけばイジメはエスカレートしていった。友達だと思っていた人も、誰も助けてはくれなかった。 親に心配をかけたくなくてしばらくの間隠し、耐えてきたが、ある日、自慢の黒髪がバッサリと短くなって帰宅したことによって両親に発覚。 すぐに転校が決まり、逃げるようにその学校を去った。 その後、彼女が二度と髪を伸ばすことは無い。 新しい土地では、人との適度な距離感を保ちつつ、普通に暮らした。 転校先の教師は彼女に優しくしてくれた。少しだけ、この世にも救いはあるんだと思った。 だから教師になった。誰かの救いになれたらと思った。 しかし、そう簡単に救いになどなれないことをすぐに悟った。 子どもたちの世界に教師である自分は干渉できない。 自分には何の力もない。きっと何も意味を為さない。 そんなことわかりきっていたはずなのに。 それを自覚してからは、ただ淡々と、決められた仕事をするだけになった。 ◆自殺した生徒に対して抱いていた感情 彼女が一人でいる姿が、何かを隠して「大丈夫です」と笑う顔が、昔の自分と重なって、ひどくつらい気持ちだった。 救ってあげられない現実に歯がゆいような悔しいような気持ちはありつつも、時折声をかけるくらいしかできなかった。 しかし、きっと、自分のクラスには何の問題もないはずだ。 そう思い込むことで自分の心を守ろうとした。

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