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一見何考えているかわからないと言われやすいが、実際何も難しいことは考えていない男。 就職活動も人が嫌がる仕事だから就職しやすいだろうという安易な考えで葬儀屋を選んだ。 しかし蓋を開けてみれば力仕事は多い、葬儀を行う顧客のメンタルを考えて言葉選びに気を遣う必要があったり、多種多様な宗派のしきたりや慣習を覚えなくてはいけない等想像以上にやることが多かった。 だが一番身に堪えたのは葬儀屋という職に就いたことに対しての誹謗中傷だった。 元来人の死で金儲けしていると嫌厭される職種の為、新人の頃は赤の他人や親族から謂れのない言葉を投げかけられ過ぎて、心労が祟り辞めようと思う時期もあった。 しかし、ある日一番葬儀屋になった事に難色を示していた父親と口論になった際に堪忍袋の緒が切れて「葬儀屋が無かったらアンタらの供養誰がやってくれると思うねん、オトンが死んだら遺体野晒しで放置したってもええんやぞ！？」とキレてからは自分の仕事を理解出来ない人種は一定数いると割り切る様になり、多少の言葉では傷付かない図太さを手に入れた。 その後のらりくらりと仕事をこなす内に職場で中堅のポジションになっていた。早期転職を考えていたのにどうしてこうなったと正直思うところはあるらしい。 未だに仕事で苦手なのは無宗教葬。 何故か癖の強い式ばかり執り行わされてきたので、依頼が来るだけで胃が痛くなってしまう。 休日は人と予定が合わないことが殆どなので家でのんびりと過ごしている。 社会人になって一人暮らしをした暁には動物を飼いたいと思っていたが、職業が職業なだけにその気持ちも無くなってしまったようで加えて体温を持つ生き物が少し苦手になってしまった。その反動か家には多くの観葉植物あり、それらに水やりするのが日課。 「あかん、俺に猫近づけんといて！嫌いやない、嫌いやないけど動物全般が苦手なんやて！」 「沢山宗旨あるのによく作法覚えられたなって？そんなの……まあ、その都度他のスタッフ見て合わせとるだけやで」 「最後の晴れ舞台なんやから綺麗な顔で残された人と会わせたいやん、やるだけのことはやるで。まぁ、死化粧は得意やないから他の人にやってもらいたいんやけどなぁ」 探索者ベース:葬儀屋 葬儀場の管理運営や葬式の手配、遺体安置を行う職業です。かつては競合が少ない大金の動くビジネスとして注目されていましたが、近年の家族葬に対応した施設の増加に伴い、葬儀屋で働く人も増えています。もしかすると死体には見慣れているかもしれません。クトゥルフでは死体が出てくることもあるので、葬儀の依頼から事件に巻き込まれるかもしれません。 取得可能技能 運転（自動車）/オカルト/聞き耳/芸術/製作（メイク）/心理学/対人関係技能から1つ/任意の他の技能2つ/信用：9~50%

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