タグ： MoMo家の女性陣

現在、都内にある暴力団組織に所属している組員。 見た目は平凡でスーツを着れば、一般企業のOLのような様相たが、日本刀と拳銃を使いこなす戦闘組員。 もともと、孤児として教会に引き取られ、神に祈りを捧げるシスターとして生きてきた。 しかし、彼女は何に対しても『無関心』な人間だった。 それは自分も教会の神父やシスター達でさえ、もし親しい人達が目の前で死んでもしまっても、「ああ、死んでしまった」と達観的に受け入れるような考え方の持ち主だった。 別段、酷い仕打ちや壮絶な過去があった訳ではない。ただ、そのような感性が身に付いてしまっただけだった。 彼女にとって、目に見えない神を心から信仰する事は出来なかった。 もっと刺激的な世界を見たい。自分の心が揺れ動くような世界で生きたい、と常に考えていた。 そして、ある日、教会を抜け出して現在の暴力団組織に飛び込みで所属した。（当時、14歳） この暴力団組織の頭は、とても豪快な人間で彼女の加入を快く受け入れた。 しかし、一つの条件が出された。それは頭の息子の養子になれ、というものだった。 彼女はそれを承諾した。 後からわかった事だが、その息子には14歳（砂崎が所属した当時は8歳）になる娘がおり、養子になった事でその娘の姉になった。彼女はその子の警護を任された。 息子は家業を継いでいるものの、娘にそのことは教えておらず、養子でやってきた彼女を警護というより、本当の姉のように慕った。 砂崎に姉妹はいなかったので、妹に慕わられる感覚に違和感があったが、警護を続けてるうちに打ち解けた。 しばらくして、妹の警護に加えて、日本刀や拳銃を使う荒事も引き受けるようになった。 彼女の心はこれまでにないほど、輝いた。 自身の命が狙われるかもしれない。そんな中で他人の人生を奪うという責任感が、彼女の体に重くのしかかった。それか酷く心地良かった。 しかし、そんな心躍る仕事を終えて、家に帰ってくると、砂崎の表情を見た妹は酷く悲しそうな顔をよくした。 「どうしたんですか？」と聞くと、傷だらけのお姉ちゃんを見たくない、と言った。 妹が自分を心配しているのか、と達観的に考えたが、どこかで心が温まる感覚があった。 それからは傷を負わずに任務をこなそう、と思い始め、更に戦闘の精度を上げた。 『無関心』ではあるものの、ある程度の良識は持ち合わせているため、『無関心』なところを除けば、かなり平凡な人間。 人の死に対して「ご愁傷様です」とは言える。 しかし、動揺はあまり見せない。 頭にある髪留めは、妹から養子になった時にプレゼントで貰ったもの。贈り物を貰ったのが初めてで、どう扱うか迷っていたが、とりあえず大切にしている。 竹刀袋に日本刀、スカートの内側に拳銃を仕込んでいる。常時持ち歩いているが、よっぽどのことがない限り、抜かないし、打たない。 妹:海水　苺（うみず　いちご） 14歳の中学2年生。 素敵な両親と祖父母に囲まれて、とても恵まれた生活をしている。自身の父親が暴力団組織の幹部である事は知らない。 ずっと姉妹に憧れを持っており、義理の姉として迎え入れた砂崎がとても好き。 表情筋がめちゃくちゃ動く明るい子で友人も多く、よく泣き、よく笑う。 父親や姉がよく怪我をしてくるので、怪我を治せるように医者を目指している。 姉と出会った当初、姉の「いちごさん」と他人行儀な呼び方が気に入らなくて、「いちごちゃん」と呼んで！と頼み込み、「いちごちゃん」と呼んでもらえるようになった。 姉のことは「りーお姉ちゃん」と呼んでいる。 ーー【通過シナリオバレあり】ーー 2020/12/12 彼方からの君に捧ぐ HO2 生還

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