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　辺境の限界集落の田舎育ち。限界超え消滅集落の区分へ変わったのをきっかけに家族揃って都会へ引っ越す。 　辺境の土地で独自の味付けで育ったためか遺伝子レベルでの味覚音痴。 　一般人の住まう街へ移住した彼女ら家族には一般人の食は口に合わなかった。独自の進化を遂げた有機農業で作られた作物を食べて育った彼女らにとって、都会の食料は不純物の塊とも思えた。付き合いで外食へ行こうものなら海外産食品という苦痛が待っていた。 　なぜみんなはこんなモノを食べられるのだろう。もしかして皆は不味いものに食べなれてしまって味覚がマヒしているのでは？ そう思った彼女は本当の食とは何なのか世に知らしめるため修行に臨む。 　数年後、ある飲み屋街の一角の片隅に店を構えた。「天国を体験できる料理が出る店」として、一部のマニアたちが距離に関係なく訪れる。 　6代に渡って味覚音痴のため正常な味覚は存在しない。どんな料理であってもアレンジを加える手間を怠らない。食べると動悸や眩暈、自律神経障害といった症状が現れ、あまりの情報量に脳がエラーを起こす。一瞬の苦痛が襲うが、すぐに消え去り快楽へと変わる。薄らぐ意識の中で走馬燈が流れ、褪せた記憶や淡い想いなどを追体験し一筋の涙が流れる。そして天に昇るような心地よさに包まれながら穏やかな顔で昏倒する。 ●料理の出来の目安 （クリティカル：昇天　スペシャル：CON*１　成功：CON*３　失敗：微妙な味　ファンブル：美味　CON*Xに成功した場合、汗が止まらないがなんとか大丈夫。） 　スーパーで手に入る食材から何故か未知の物質が発見されたり、液状化、紫の煙、料理が動き出す、など怪現象が現れる。しかし彼女はこんなものでは驚かない。それが彼女にとっての常識だからだ。むしろ動かない一般的な料理は鮮度が悪いと思っている。 　彼女の野望は自身の味覚を人類の常識にすることである。 　勉強の末自身で飲食店を営業するにあたって必要な食品衛生責任者の資格を取得しているが調理師免許はない。（なくても営業は可） ・人に自身の料理を振舞うことが喜び。 ・味覚反転（素材の時点では通常、調理後反転） ・性格：明るめ（仮） ・回避：料理が俊敏な場合に備えて。・生物学：動植物（食材）の特性を見抜き料理に活かすため。・隠れる：自我をもった料理から隠れるため。 店舗名「天国の外側（アウターヘブン）」 ◆【知を孕む母よ】 　目が覚めたら知らない場所。手術室のような場所に「小鳥遊真白」「青砥七海」らと対面。脱出のために行動する。 　道中であった人語を離すタヌキに皆で名前（ハルシオン＝フロマージュ＝リーマス、略してハフリー）を付け主に七海がかわいがる。 　実験生物の魚を毒殺し、解体のついでに調理。何故か勝手に動き出す料理が出来上がる。食した際毒の対抗でクリティカルし美味だった。 　ロッカーに隠れミゴから逃げようとするも100ファン。バレそうになったときミゴの背後にいた牡鹿の角にミゴもろとも突き刺さり気絶。 　回復し終盤の戦闘。ヤバい狐に全力で引っかかれ瀕死の重傷（HP1)を負う。 　なんとか生還し、店先に縁起物として狸の置物を置く。

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