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登山家。当代最高の登山家ケヴィン・キングストン(通称K2)の登山仲間。 大学時代に地元の山岳信仰について興味を持ち、それについて調べるうちに山に登るようになる。 登山自体が好きになり、後に正式に登山部に入部。 学生時代の富士登山中にK2と知り合いになり、意気投合。 在学中から彼と連絡をとり、仕事仲間になる。今回の登山隊も真っ先にメンバーに加えられ、仕事の都合上自分が募集をかけた。 【狂気山脈第二次登山隊】 ケヴィン・キングストン 日比谷登 (HO1 PLすのー) 雲母紗都 (HO2 PLゆきゆき) 綿白サトノリ (HO3 さとみぽけ) 峰沢柊太郎 (HO4 デイン) コージー・オスコー 穂高梓 ------------------------------------------------------------------------------------ 【印象的な発言】 「僕は梓さんを信頼しています。だからこそどうしたらいいのかわからない」 「K2のような、山を愛し山に愛された特別な人間こそこの偉業を成し遂げるんだと、僕はずっとそう思っていたんです」 「下りる・・・?　・・・言われて気づきました。・・・おかしいですよね・・・下りるなんて考えもしなかった」 「あはは。あの人と全く同じですね。何も考えられないくらい、あの頂から眼が離せないや」 「僕たちは揃いも揃ってバカばっかりだ」 ------------------------------------------------------------------------------------- 狂気山脈第二次登山隊に参加。登頂に成功し、隊の他の３名とともに生還する。9000m地点でK2がリタイアした際はリーダー代理に任命され、残り1000m余りを隊を率いて登った。 自分はK２のパートナーとして支えることが本分であり、個人として登頂を果たすことより隊として登頂を果たすことに価値を感じていた。 ナビゲートは先発を担当。優秀なナビゲート技術で隊を導いた。 5000m付近で雪崩に遭遇した際、K2とともに雪崩に巻き込まれて怪我を負う。自力で復帰することに成功したため大事には至らなかった。K2の治療を見て梓の医療スタッフとしての心強さを実感していた。 前情報として未知の生物の存在や第一次登山隊のロストについて知っていたためか、洞窟奥で未知の生物の化石を発見した際に「化け物と遭遇した」と狼狽し、強風の洞窟外へ逃げ出そうとする。その際に入り口付近で外をうかがっていたコージー・オスコーに止められ、命を助けられた。ホワイトアウトにより洞窟で一夜を過ごしたのち、コージーに感謝を述べる。 そのため、その翌日7000m地点でコージーが息を引き取った際は、表に出さないものの内心は大きなショックを受けていた。自分のせいだと嘆く綿白サトノリを内心責める気持ちもあったが、同じテントにも関わらずコージーがテントを出たことにすら気付かなかった自分を責める気持ちと喪失感から特に言及はしなかった。この件がきっかけで心因性の身体的不調が現れるようになる。主に目に影響が出ることが多く、視界に霧がかかったように目が霞むことがある（不定の狂気）。おそらくは極限状態における現実から目を逸らしたいという深層の願望が現れたものかと思われる。 その後は9000m地点まで特に問題なく過ごす。梓には眼の不調の経過をたびたび見てもらっていた。 9000m地点でのK2のリタイア時にはひどく動揺していた。これは先に述べたとおり狂気山脈初登頂はK2のような特別な人間が成し遂げるべき偉業だと信じてやまなかったためである。そもそも柊太郎本人が山岳信仰の影響を強く受けており、山とは特別なもので、狂気山脈への登山自体を神への挑戦に近いものだという心理で行っている。また、山に登る際に最も大事なのは勢いと冷静さどちらが大事かと綿白サトノリに聞かれた際には、冷静さだと答えていたが、柊太郎が本来重要だと思っているのは山に対する「敬意」である。 かくして、9000m地点から先に立ちはだかる大黒壁にはK2と梓を除いた4人で挑むこととなった。 しかし、大黒壁1ピッチ目にして日比谷と柊太郎は登攀に失敗、特に柊太郎はグラウンドフォールし全身を強打する。運良く一命はとりとめたものの一時的に動くことすら不可能になる。他のメンバーに背負われ7000m地点まで再び下り、梓の治療を受けた。梓の懸命な治療の甲斐あって数日をかけて動ける程度に回復した。 その後再び4人で大黒壁に挑むも今まで以上の過酷な環境に加えて天候に恵まれず、2ピッチ進んだところで再び7000m地点まで戻り体力回復を図る。残りの食料を鑑みても次の挑戦が最後になると考えた一行は再び数日間を7000m地点ですごした。 三度の挑戦で隊は4ピッチ目まで登攀。しかし体力消費の激しかった柊太郎は再び限界を迎え、日比谷の料理を食べた直後に意識を失う。柊太郎が目を覚ましたとき目にしたのは悲惨な光景だった。一人で壁面に残る日比谷、意識を失い宙吊りになったサトノリ、そして崖下で無残に潰れた紗都の遺体。あまりの光景に取り乱し、慟哭した。そんな柊太郎に日比谷から飛んできたのは「登るぞ、俺たちがやらなくて誰がやるんだ」という怒号だった。間もなくサトノリも意識を取り戻し日比谷に回収され、柊太郎も重い身体をおして合流した。このとき内心では撤退するのが正しいと理解しつつも頂上を目指す気持ちが押さえられず、もはや残り1ピッチを諦めるという選択肢はなかった。またおそらく自分は山頂の景色を見た後下ることは叶わず、そのまま山頂で生涯を終えるだろうと予感していたような節がある。 その後チームのためにと登攀を買って出、無事登攀に成功。標高10000m地点、大黒壁の上の地面を踏みしめた最初の人類になる。3人で支え合いながら残り数百メートルを進み、ついに山頂へ到達する。 圧巻の景色を前に記念撮影を終え、無線でK2と梓に報告を行った。おそらくこの連絡を受けて梓が南極調査隊に山脈の麓に救助隊を依頼したものと思われる。無事に戻ってきてくれとK2に言われた際、下りなければならないことを考えていなかったと言っている(PLとしては当然帰るまでが遠足だと思っている。これはすべてをかなぐり捨てて山頂だけ目指した柊太郎としての言葉)。 この時もはや自分に死が近いことを感じ、頂からの景色以上のものを望まないという心理の発露から再び目に不調が出るようになる。 山頂での天候急変時には日比谷の先導でサトノリの発見した遺跡のようなものに避難する。そこで柊太郎は思いもよらぬものを目にする。そして、、、 そこに存在するはずのない、したはずもない文明の残渣から、すべてを理解してしまった柊太郎は笑い声をあげる。 それは山岳信仰について詳しく知る柊太郎にとってひどく冒涜的であると同時にある種合致する真実で、今まで自分が見聞きしたすべてが１つにつながった瞬間だった。 僕たち人類のなんと矮小なことか。 読めるはずのない文字と本来意味不明な絵すら今なら理解可能だった。自分たちが帰るために山頂でのみ可能な方法を、機構を、術式を、呪文を彼は習得した。 地面を踏む人類の中で最も高い場所でつらつらと呪文を唱え、手を広げる。先程まで狂気的な笑い声をあげ表情を歪めていたときと打って変わって無表情で落ち着いているようにさえ見えたが、実際はとうに正気とは言えないほど精神を摩耗していた。 ガスも風も地鳴りも吹雪も冷え込みすら消え去った山頂から、3人で下山を始めた。しかし、落ち着いたとはいえ依然として標高10000m級の高山であることは変わりなく、下山時7000m付近で日比谷とともに低体温症によって倒れる。サトノリが火事場の馬鹿力で２人を背負って下山を強行し、麓までたどり着いた。間もなく南極調査隊の救助部隊によって回収され、蘇生・治療を施される。奇跡的な回復力によって死の淵に首まで浸かった状態から復活した(ちなみに柊太郎のHPは、登頂時すでに2であり麓で回収されたときは-4だった。幸運ロール成功+1d6回復で6を出したことで蘇生に成功した)。 メタいこというと下山時の柊太郎はHP-4/18、MP5/10、SAN8/50だった。 現実に帰ってきたという安堵感からだいぶ正気を取り戻したが、山に関わることや山岳信仰にまつわる一部の内容について話すとき狂気的な笑い顔を見せるようになる。また、以前より声をあげて笑うことが増えたと友人は語っている。 日比谷は柊太郎とともに背負われて下山しているが、救助隊の必死の治療も叶わず低体温症により死亡している。目を覚ました際に隊員の安否を確認していたがうまく飲み込めておらず、サトノリと話すときにその死を実感し涙を流した。 実は梓に好意を寄せており、身体の回復後想いを伝えている。吊り橋効果であることは否めないが、実際梓はかわいいから仕方ないね。 【狂気山脈第二次登山隊】 ケヴィン・キングストン　NPC 生還 日比谷登 (HO1 PLすのー)　死亡 雲母紗都 (HO2 PLゆきゆき)　死亡 綿白サトノリ (HO3 さとみぽけ)　生還 峰沢柊太郎 (HO4 デイン)　生還 コージー・オスコー　NPC　死亡 穂高梓　NPC　生還

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