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　23歳男性。父、母を小さい頃に失い、現在家族は双子の弟である杏弟兎だけである。兄弟仲が良く、別々に住んでいるもののお互いの家によく集まる。 　杏兄兎はとても活発で、人当たりも良く、仕事であるアンケート調査は常に社内トップを陣取っていた。女性からの評価は高いのに対して、同性からは妬まれることも多く、基本的に彼の周りには女性が多かった。しかし、彼は今までに一度も彼女を作ったことがなく、密かに女性陣の中では、誰が兄兎の初彼女になるか戦いが繰り広げられている。兄兎は女に興味は無い。 　夜になると彼、いや彼女は姿を変える。それはまるで夜の街に現れる小さな嵐。見る者全てを巻き込んでいくピンクタイフーン。彼女の夜の仕事は踊り子。彼女の靴の先には特注の鉄が仕込んであり、そこを中心として彼女はくるくると回る。すると靴の先で火花が散り、ひとりでに夜の街で輝きを放つ、それに加え、彼女から放たれる、嗅覚を通り越して脳に直接語りかけるような香りは、回転と合わされば誰もが虜になる程である。 ・経験シナリオ 「ホラーウォッチング」 不定の狂気→健忘症(6ヶ月間弟の杏弟兎を忘れる)を発症。

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