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榎野 芽生（えの めい） 大学3年生　教育学部 大阪出身、京都の大学に進学。 高校教師の両親を持ち、しっかりとした教育を施されてきた。 学力が高く、将来は自分も教師になるのかとぼんやりと思いながらこの年齢まで生きる。 スポーツも得意で、中学から高校までは剣道部に所属。 大学は上京するか悩んでいたが、両親が啓都大学の自由な校風を気に入っており、勧められてそのまま進学する。 剣道サークルに入ろうとしていたが、入学式の前日に謎の症状に悩まされ、サークル所属を断念する。 声が聞こえない生活というのは、どうしても静かである。 自分だけが世界から切り離された感覚は、二年経っても変わることはない。 味がわからないことがある生活というのは、どうしても無為である。 自然と食事をとることが少なくなり、好きな食べ物の味も思い出せない。 味の感じる食べ物だけを、義務のように食べることしかできない。 五感のうち、四つが異常をきたしているというのに、医者には匙を投げられている。 誰にも心配されたくなく、この事実は話していない。 大学進学を機に一人暮らしを始めたため、両親にバレることもない。 本来ははきはきとした喋り方をするが、のんびりとした喋り方、ゆっくりとしたリアクションをする人物であると思わせた方がコミュニケーションに支障が少ないため逆大学デビューみたいな PC1に話しかけられた時、唯一聞こえた声に驚いて顔をあげた。 ちょっとどれくらい依存するかは考え中なんだけど（これははくまい）、依存しすぎてある日PC1の声が聞こえなくなったら、感触も匂いもなにもなくなったら生きていける自信がないので、嫌われないような発言をしようと気にかけている。 大学生になってからの趣味は読書。 目の前の音もない人間たちと喋るより、紙の上の文字をなぞる方が、何倍もにぎやかだからだ。 ■技能は大学教授ベース/他必要そうな技能を取得 →興味Pの医学は大学入学から2年、自分でできる限り謎の症状について調べていたため。 ◆辜月のN（生還）……近能 風 『燃ゆる翁面の占神との接触』

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