タグ： くろさわ家ロスト

「美しい……？今更そんな当たり前のことを言われてもだな…」 「仕方ないさ！僻みは人気者の特権と言えよう！」 「絵はまだ完璧でないんだ、たくさん練習したい」 「人生どうとでもなるものさ！その上私は可愛いからな、楽勝だ！」 「人間みな自分が主人公と言うではないか」 彼女の生まれはなんとも恵まれていた。父と母と、年の離れた兄が一人。皆教育職の家系でありかなり金銭的に裕福な家系に生まれた。そして恵まれているといえば何と言っても誰がみてもどこから見てもいつ見たって彼女は美しかったのである。小さいころから家族にも周りの人にも強いて言えば出会う人全員に蝶よ花よと育てられ、自分はこの世界で一番立派で偉くてかわいいんだなあ！と確信。可愛い自分は恵まれているといつだって前向きである。 しかし中学に入ったあたりで彼女は気が付く。自分は可愛いので特に頑張らなくてもいい、なぜなら存在するだけでその場のプラスになるからだ。だがそこに何か私としての意味はあるのだろうか、私と同じぐらい可愛いものをそこに置いておけば私は要らないのではないか…？いや可愛いの二乗にはなるけれど。私より可愛いものとか存在しないけど。これはまずい、このままでは私はつまらない人生を送る。一度しかないのだ、そんなことは許されない。私は人生を面白おかしく彩りたいのである。ヒーローのような主人公になりたいのだ。 そこで振り返ってみれば自分は顔がいいこと以外に特に取り柄がない。まあ顔がいいのがかなりプラスになっているが。それでは自分という個人は残らない。小さい頃から本を読むことは大好きだった。私は物語の中の村人Aではなく主人公になりたいのだ！いや村人Aにしては顔がよすぎるけれど。囚われのお姫様の方が向いているけれど。人に可愛いと言われると少し複雑な気持ちになる、この顔は別に自分の努力などで培ったものではない。しかし第一声で顔を可愛いを言われなかったり態度に出ないとなんだこいつ大丈夫かと疑問に思ってしまう。 絵の知識は父は美術の教師だったこともあり持っていた。しかし元々絵を描くことが大の苦手だった。だからこそあえてこの道に進んでみようと決心する。可愛いと誰かが何とかしてしまう。世話をされるのは嫌いでないが自分の人生は自分で進みたいのだ。絵は練習中で建築物や少しこわいものを描くのも好き。元々の読書好きからの影響もあるのだろう。完璧な私に成長してさらになっていくのだ。 性格は前向きでまっすぐ。しかし人の顔色をみるのはかなり得意で、それは小さいころから人に見られてきたのが大きく影響しているのであろう。自分の顔がこの世で一番完成されたものであると考えており隠さない。がこの性格が一部の人間の反感を買う自覚はある。まあ妬まれても私の可愛さは変わらないのでいいのだが。少し夢見がちなところと抜けている常識はずれなところが目立つが人のことを考えそのために行動が出来る人。 特徴表持ち探索者(使用はKPに一任) 前職/以前は別の職に就いていたか、幼少期に何か得難い体験をしている。[EDU*3]％を、前職としてプレイヤーが決めた職業上の技能に割り振ることができる。(ディレッタント、図書館,芸術(美術)) 不思議ちゃん(D)/時折突拍子もない言動で周囲を騒がせることがある。別の世界からきた精神交換者か、妄想が生み出した人格がしばしば表面に出ているのかもしれない。(50) 経験シナリオ 救世主(KP超高音さん) 20190210　天下一はじめ はじめちゃん　蛭魔大毅 だいちゃん 久しぶりの同窓会で。確かに皆懐かしい幼馴染だが、涙がでるのは何故だろう。 34ポイント興味Pに 孤苦離呼(KPゆとさん)　20190427　 私はかわいい上に賢いなあ……。 21年服役

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