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技能は2015（P15）より 特徴表 6-7不屈の精神力--気絶しても各ラウンドの最初CON×2でロールをして成功なら治療を受けずに自分から目覚めてそのラウンドから行動可能 6-10好意を寄せられている--シナリオに登場する誰かに好意を寄せられている 潔癖性：生きている人間が触った物を自分が素手で触るのを躊躇う。死んだ人間の物ならば触れる。いつも薄手の手袋をしている。 ごく普通の高校生だった。 学校に行って友達と一緒に昼休みに恋バナに花を咲かせていたりした。 吹奏楽部に所属していて、その部活の先輩が少し気になったり。普通の高校生だった。あの日までは。 部活が長引いて遅くなり足早に家に急いでいた時、背後から誰か羽交締めにされ口に布を詰められた。 必死に手を振り回して抵抗しようとした、足を振り必死に抵抗しようとした。 無駄だった。ひたすらに無力だった。破られたブラウスの音は今でも覚えている。 恐怖に染まる視界を怒りでこじ開け、己を襲う敵を目に焼き付けた。 殴られても見ていた。でも、何発目かの拳を受けた時に視界は暗転した。 気がついたのは病院だった。涙でぐちゃぐちゃな両親を見て安堵たが、伸ばされた父親の手に自分の喉から聞いたこともない悲鳴が出た。 あの手とは違うのは頭では理解しているのに、それでも駄目だった。 犯人は捕まっていないらしい（殺してやる）。 人の触った物を触れなくなった、人の手料理も食べられなくなった、悪夢を見るようになった。 それから3ヶ月後、妊娠を知った。 両親や周りの人間は堕ろすように言ってきた。でも、私はもう誰かを心から愛するなんて出来ないのだろうなと、この子以外の子を産むことはないのだろうとぼんやりと感じていた。 だから私は可愛い女の子を産んだのだ。 両親の手を借りつつ、育児に追われながらも勉強して警察官の試験を受け合格した。 表向きは自分の様に傷ついた女性の力になりたいから、本心は犯人を捕まえてそいつの○○○を切り落としてやる事。 怒りは飽和して凪いでいた。不思議と気持ちは落ち着いていた。 ◆ あなたには娘がいる、そして、あなたの娘は強姦被害にあった。 しかし、今回の事件とは関係がなければ、このシナリオ本編において何かアクションが起きる訳ではない。 とはいえ刑事である以上、この事件を見過ごすことができない。 刑事であるが故に、その手で、刑事として　“　終わらせなければ　“　ならない。 ◆ 娘の名前は「幸（さち）」。名前の通り幸せな人生を過ごせる様にと思って付けた。 社交的でスポーツが好きな子だった。 今、私と同じ体験をして傷ついている。私は抱きしめてその涙を拭う事しかできない。 犯人はまだ捕まっていない（殺してやる）。

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