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参加シナリオ：傀逅 #ea5506 いつも機嫌悪そうにしている。 実際に機嫌悪い時もあるがこういう顔である。 素直じゃない。好きなもの好きって言えないタイプ。 おいしいもの食べても、悪くねぇなっていう。 家事、料理一通りできる。 呼び方 俺、あんた、あんた等 お嬢 父はおらず、母親と兄(京介)の三人暮らし。母は借金をしており風俗で働いていた。 5歳の時に母親に捨てられる。 ごめんね、お母さん行ってくるね。と言われそこからずっと２人で母親の帰りを待っている。 俺ははいつも泣いていた。 母は風俗店の金をとり逃亡。その後帰ってくることはなかった。 借金取りになんだ、ガキしかいねぇじゃねぇか！あのアマどこいきやがった、と怒鳴られ殺されるかと思った。 その後元締めも荒瀧組(あらたきぐみ)に連れていかれるが、 やくざに囲まれてこの世の終わりかと思った。 途中組長が現れ、おいそんなガキによってたかって何してんだ。と仲裁にはいる。 やくざたちはぶつぶつ言っていたが、組長は大の大人でも泣きわめくのに大した度胸だ。と兄に言い、ひとまずうちにおいてやる。と言っていた。 情けなのか、気まぐれなのかはわからないが、この人が今日から”親父”になったらしい。 その後兄は事務所の簡単なシノギの手伝いをしたり、家事とか全般にしていた。 なんでそんな簡単に警戒とけるんだ？ こいつらは母さんと自分たちを引き裂いた原因なのに。 親父はやくざのくせにそうとうお人好しらしい。 街のみんなから信頼されている。街を守っている。かっこいい男だった。 そんな親父に憧れ、尊敬いると兄は言う。 理解しがたかった。 なんで同じ環境で育ったのに、なんでお前はそうなんだ。 物心ついたころから兄のことが嫌いだった。 高校まで通い、その後荒瀧組に正式に入り極道となる。 若頭の子嶋(ねじま)の仕切りになってから少し組の雰囲気が変わる。 子嶋さんは昔から組になじめない俺を気にかけててくれた人だ。 親父のやり方ではこの先組を続けるわけない。 子嶋さんみたいな人が組をひっぱっていくなら、ついていってもいいと思った。 少したち親父が亡くなる。 子嶋さんは兄貴のことが嫌いらしい。 あんな舐めたやつやくざなんて続けれるわけがない。組に置いていてもなんのメリットもない、とのことだ。 そしたらしばらくして兄貴がやらかしたらしい。 落とし前つけろってみんなに責められている。 兄貴の周りにはいつもひとが集まっていたがいつの間にか兄貴の味方は誰一人いなかった。 大嫌いな兄貴がいなくなる。 口では清々した。なんていうが内心全くすっきりしていない。 でもきっと、もう会うことなんてないんだ。 -----------------------(3年前 24歳) しばらくして死んだ荒瀧の親父の娘の世話係をやれと言われる。 ふざけんな、なんで俺が世話係なんてしないといけないんだ。 そんな仕事やれるか、と思っていたが、 娘さん直々の指名、しかも死んだ親父の遺言付きで。 …拾ってもらった恩くらい返さないとな。と思い引き受けることに。 お嬢は来年から高校に通うために家を出るらしい。 そこでお嬢について一緒に暮らせっておい、そんなふざけた話…と思ったがどうやら断れなさそうだ。 しぶしぶお嬢との暮らしが始まるのだった。 わざわざ俺の事指名するってことは、俺の事好きなのか？ とか思ったが顔合わせのときにお嬢がいった一言は 「私に指一本でもふれたら指詰めてもらいますから」 おい。なんだこの生意気なガキ。 14だか15だかそこらのガキに手をだすわけないだろ！！！！！ 10個離れてんだぞ！！！ そしてやけに俺につんけん当たるこのガキとの共同生活がはじまることになった。 -----------------------(現在) 狐坂 用介27歳　荒瀧歌子17歳(高校三年生) 共同生活３年目である。 最初は3m以上近づくな！とか無茶苦茶なこと言っていたが、だいぶ慣れてきたようで。 いまはなんか落ち着いてきている。 大学に行きたいと言っているが、どうやらお嬢の夢は叶わないようだ。 関東の組と手を組むらしい。 どうやらそこの坊ちゃんがお嬢に一目ぼれしたらしい。 あーあ、かわいそうに…40近くのおっさんと結婚だなんて。 お嬢はいやっていうと思ったが、思ったよりすんなり受け入れていた。 あとから聞いた話だがお嬢が嫁入りするかわりに組を立て直すための金を支援してもらえるらしい。 こればっかは仕方ない、だがなんだかいつもより素直なお嬢を見ていると少しムカついた。

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