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◆幕張 滅私（まくはり めっし）　男 APP:6/SIZ:15 職業:狂信者 ◆技能 隠れるを頭突きに変更（兄弟喧嘩のための技能） 選択技能うちひとつをオカルトに変更 説得を信用に変更 メッシなのでサッカーができます。 ◆特徴表 5,9ド根性 根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5％。 4,6寄せ餌（D） 人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 ◆性格 厳格なる聖人君主。 崇め奉るは、グレートオールドワン・アイホート。 いつかはこの身にかの神の御子を宿し、苗床となることを望む。 両親は物心がつく頃には存在していなかった。 死んだのか、捨てられたのか、そもそもいなかったのかはわからない。 幼少より、弟とたった二人で生き延びてきた。 現在は羽星市にて、弟と運営している教会でふたり暮らしをしている。 弟のことが何よりも大切。 精神的苦痛、身体的な痛みに興奮するマゾヒスト。 首輪を引っ張られるとその場にお座りするお利口なお兄ちゃん。 座右の銘は「滅私」 一人称:お兄ちゃん、わたし 二人称:弟、わとそん、女、男 口癖:「お兄ちゃんと呼べ」 好き:弟、友達、運命、神、痛み 嫌い:お兄ちゃんと呼ばない弟 得意:説教 苦手:カリフラワー ◆産まれ 元より彼がこのようにして、邪なる神を崇拝していたわけではない。 彼は生まれついたその時より呪われていたのだ。 有無意識に関係無く、怪物を呼び寄せるその御魂。 真っ当に生きる道など、はなから捻じ曲げられていた。 神がそうなされたのか？ そうであるならば、わたしはこの身も魂をも捧げ神に仕えよう。 これは普通に生きられなかったわたしの、唯一の救いになることだろう。 生来貶され見放され堕とされ続け、これより墜ちる底など無いのだ。 そろそろ星の瞬きを見上げたって構わないだろう？ 受ける懲罰は甘く痺れ、脳髄が快楽分子を分泌する。 だが、この身を神に捧げるには、禊がまだまだ足りないのだ。 ああ、だれか、わたしの毒を抜いてくれ。 ◆通過シナリオ 壊逅 馬鹿参り ーーーーーーーー以下、ネタバレーーーーーーー ◆シナリオを通過して わたしは神に愛されたかったのだろうか？ 意味の有るカフェテリアでコーヒーをすすりながら、素朴な疑問が浮かぶ。 窓へと目を向ければ、人々は今日も日常を送っている。 そうそう、これが日常。 わたしと友人が取り戻した、日常。 あの神が創造した、日常。 日常。 日常の中にぽつりとわたしは配置されている。 これが日常。日常。日常。日常… わたしにとっては、非日常だ。 かつてこれほどまでに、ゆうくりとコーヒーをすすったことはあっただろうか。 かつてこれほどに、穏やかにこの日を過ごしたことがあっただろうか。 かつて、周りの幸せを観察したことがあっただろうか。 わたしはずっと、自らの禊を行ってこの毒が抜ければ、幸せにできると思っていた。 幸せになれる、と。 でも、どうやら世界は思ったよりも単純構造で、人間の心は思ったよりも複雑構造だった。 沢山の人類がいて世界は保管されて、世界はその人類に生かされた。 窓枠の中に映った人々は笑っている。 それがなんだか移ってしまった。 ああ、神などいなくても幸せな平穏だと、ただ思った。 「何笑ってんだクソ兄貴」 「クソとはなんだ。お兄ちゃんと呼びなさい。」 「うるせぇなぁ兄貴」 「……」 「なんだよ。黙り込んで」 「いいや？ただ、これをずっと欲ってのかと納得しただけさ」「あと、お兄ちゃんと呼びなさい」 「相変わらず変なヤツ。それで？今日会わせたいっていう人はどんな人？」 「お兄ちゃんと呼びなさい。ああ、それはね…」 きっと血を分けたお前も知らない。 たった二人で世界を救ったわたしの大切な友人さ。

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