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はやさか　けんじ 特殊清掃会社〆に所属しつつ、彫刻家として活動している。 人体をモチーフにした作品が多い。リアルで肉感のあると評判。真面目で穏やか、誰に対しても敬語を使う早坂が作ったとは思えないと言われるほどである。 人を殺した時の光景が忘れられない。 あの時の感触、快感、匂い、死体、雪に染みる赤い血……脳裏にへばりついて離れない。 あれから人体に執着するようになった。死んだ人の体こそ、美しい。特殊清掃会社に所属しているのも、たくさんの死体を見るためだ。たくさんの死体を見て、それを作品に繋げている。 精神分析は特殊清掃中に死体で気分を悪くした人を落ち着けるために取得。キックはいつか殺人をする時に活用できないかと身につけた。図書館は作品作りの資料を見つけるために。 この趣味に気がつかれないように殺人は嫌いだと言っている。 しかしいつか、いつかまた自分の手でもう一度殺すことができたのなら。それは今まで見たどの死体よりも美しいのだろうね。

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