タグ： yakikag 白々明け

容姿端麗、成績優秀。 人当たりもよく、正義感も強い。 全てを持っているような人物だが、ただ一つ、対人運がすこぶる悪かった。 学生時代は名前や嫉妬によりいじめをうけ、社会人になってからもやはり嫉妬やそのあほらしいまでの人の好さから同僚の仕事を引き受けるようになりいいように使われていた。 彼はそれでも耐えることができた。 それは、大学時代の友人たちと組んでいたバンド活動のおかげである。 細々としたコピーバンドであったが、旧来の友人たちと共にセッションをする時間は何物にもかえがたかった。 社会人になってからできた彼女も、彼をよく支え、愛してくれていた。 しかし、その平穏も突如として崩れ始める。 まず、ギターボーカルに「お前ドラムのくせに目立ちすぎ」と言われたのが発端だった。 その後、ベースに彼女を寝取られ、大金を貸していたキーボードには逃げられ……バンドは解散になった。 ついでに彼が携わっていないにも関わらず巨大プロジェクトの責任を押し付けられしかもそれが大コケしたものだから仕事もクビになった。 彼の手元に残ったものはいつのまにかキーボードが彼の名義で借り入れをしていた莫大な借金のみである。 両親に心配はかけられない。そもそもいつの間にか住所と電話番号が変わっており連絡が取れない。 思い返せば自分の人生は不遇なものだった気がする。いっそ死んでしまった方がいいのではないか。もう疲れたのだ。 彼はそう思った。そして、決意をした。 <急速な回復力>: 吸血鬼の血は全て消えてしまったはずであるが、 身体の細胞が記憶しているのか、心なしかあなた の自然治癒力が活性化しているように思える。 <暗黒の祖先>: 探索者の祖先には、魔術師がいた。彼は研究の末、 外なる神「イヴ=ツトゥル」の黒い血『ザ・ブラ ック』を身に宿す事に成功した。その血は受け継 がれ、探索者の血にも未だに残っていた。 なお、黒い血による影響は「吸血鬼の血による一 時的な活性化」に伴うものであり、人へと戻った 今ではすっかりと鳴りを潜めてしまった。 ⇒継続で使用する場合にはフレーバーとなる。 〇後遺症 ⇒変色した髪と瞳の色が、戻る事はない。

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