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【『海も枯れるまで』HO1】 秘匿に触れていますので、未通過の方は閲覧ご注意です。 誰もが振り返るような非常に容姿端麗な青年。 物心ついた頃から昨年まで、モデルとして芸能界に居た。俳優としても活動し始めたところで、突如引退発表をし世間を騒がせた。 今は所謂無職。今まで稼いだお金があるので生活には問題ない。もう死ぬんだから、お仕事なんてしなくていいんだよ。 女装をしているのは、ちょっとした変装のつもりだとか。 一人称:私/(俺) 二人称:君(きみ)、〜くん、〜ちゃん、〜さん 芸能界に居たこともあり、人当たりがよく基本的には社交的。 だが、付かず離れず、のらりくらり、飄々とした態度でいる事が多い。 気分屋ではあるが、人並みに笑い、人並みに表情も変わる。 自分が男であることを隠す気はないが、女性と間違われても特に訂正をしない。 「君にそう見えてるならそれでいいよ。」らしい。 拘りがなく、諦めが早い。 非常に整った容姿のせいか、昔からトラブルによく巻き込まれていた。 皆と変わらない、普通に生きていたつもりだった。 それでも巻き込まれるトラブルに何度となく悩まされた。 職業柄、時には好意だけでなく敵意を向けられることも多く、誹謗中傷は気にしていないつもりだが、全くストレスがないわけではない。 自分を守るために波風立たないように、無駄に自我を晒さないように、目立たないように、でも誰にも迷惑かけないように、と、誰にとっても良い子であろうとした。 それでも幼少期に誘拐されたり、学生時代は意図せず色恋沙汰に巻き込まれ、教師に迫られ、ありもしない噂話が流れたこともあった。過保護になった両親が、学校代わりにと雇った家庭教師に迫られたこともあった。芸能界に居たからか、ストーカーに遭った経験もある。 物心ついた頃から、自分の容姿は整っている方なのだという自覚はあった。 それが異常なくらい人を惹きつける要因であることは、実母に迫られたことでようやく理解する。 自分の容姿が堪らなく愛おしいと、誰にも渡さないと、自分の上で呪いのように唱える母親を呆然と眺める。 その母親を突き飛ばし父親が自分を守ってくれた。 しかしその父親も、母親同様自分に対して過ぎた愛情を持っていることに気付くのは、さして時間は掛からなかった。 そうしてようやく気付いた。 ああ、自分自身が異常なのか。と。 外見が異常だというのならば、中身はどうなのか。 そこから始まった自傷行為が癖になってしまった。 最初はあった痛みも今は特に感じておらず、 「なぁんだ、中はちゃんと皆と同じじゃん。」 と、安心に近い冷静な気持ちが過ぎっている。 中身が人間であるうちに消えてしまいたい。 そう思った時、気付けば『』という人物は芸能界を去っていた。 【不定/後遺症】 アネモネマーメイドにて⇒心因性機能障害。(リアル4週間/2021.10.19に完治) ───────── 【通過シナリオ】 海も枯れるまで アネモネマーメイド ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 海も枯れるまで。 シナリオ END1 クリア。 APP-13

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