タグ： 器用貧乏 段ボール暮らし

【特徴表】 ・天才：生まれつき頭の回転が速い。INT+1。 ・斜め上からの発想：狂気に陥った場合、探索者は独特の感性により、原因となった恐怖に対して秘められた真実を見抜く事ができる。キーパーはクライマックスで宇宙的恐怖の一端を教えてくれるだろう。ただしクライマックス以外の場面では、何も教えてくれない可能性がある。 【背景】 好奇心は猫をも殺す、とはよく言ったものだった。 何かを研究し、実験することしか脳のない自分が唯一溶け込めた理化学研究所で務めて4年。それなりの実績や信用は積み上がっていたはずだ、そう思っていた。 研究員としての職を失ってから数ヶ月。以前数コマずつ授業をさせてもらった格大学にも当たって回ったが、どういう訳かついに教室に足を踏み入れる事さえ叶わなかった。 何故？以前とは雇用の優先順位が変わったのかもしれない。きっとそうだ。背に腹はかえられぬと泣く泣く職安に行った結果が登録制派遣たった1つだったことも、きっとそうだ。今は不景気なんだ。院まで卒業しようが関係ない。学歴よりも手に職の時代なんだろう。 そう言い聞かせて日々ギリギリの生活を送っていたところでの生態調査依頼。単純作業ではなく、仕事。生業としてきた仕事。そして桐谷とアタッシュケース。––––飛びついた。断る理由が無かった。 出来うる限り精一杯に身なりを整え、私は段ボールから這い出した。 貴方は元理化学研究所の職員だ。 貴方は理化学研究所生態科学部で研究員をやっていた。 貴方には幼馴染の政府の役人「桐谷智也」がいる。 ある日、彼が研究所に持ってきたアタッシュケース。 それは研究所の偉い方によって研究されることとなったが、貴方は好奇心に負 け、そのアタッシュケースを開いてしまう。 そのせいか、貴方は一時的な忘却を経て、理化学研究所の除名を余儀なくされて しまった。 その後、貴方は謎の圧力により金銭苦、生活苦に襲われ、桐谷から直々に生態調 査の招待を受ける。 「おめでとうございます」、「貴方は選ばれました」など。 幼馴染である筈の貴方にまるで初対面のように淡々と言葉を告げる彼。 その際、消え去ってしまった記憶の中の桐谷の悲しそうな顔が過るだろう。 貴方は今回の生態調査は幼馴染である桐谷が主導していると知っている。 しかし、アタッシュケースに入った物がなんであったのか、何のために桐谷はア レを所持していたのか知り得るためにこの生態調査に参加することにした。 貴方の目的はこの生態調査によって幼馴染である「桐谷智也」の考えを知ること だ。

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