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クールで絡みずらいように見えるが話してみると意外と明るく、またフレンドリーな一面を持っている。 ゲームクリエイター、プロデューサーとして在宅ながらも様々なゲームを手掛けている。ゲームに関しては知識が豊富でそれらに関する事を話し出すと止まらない。特にFPSが好きなようでプログラム等の技術は会社の誇りとも言えるほどの腕前だが女らしい細やかな作業はどうやら苦手なようだ。本人は｢別に女がみんな器用なわけじゃないし｣と言い訳を良くする。このように女扱いされるのが嫌なようだ。彼女は男女、人種等の差別が嫌いでいる。もっとこの国が多様性社会になればいいのにと思っている。昔大学の同じサブカルサークルにいたメンバーは色々な個性のメンバーがいて彼女にとってはむしろ居心地が良かったようだ。また集まって沢山ゲームがしたいと思っている。 以下は読んでも読まなくてもいいです ＿＿朏家は一家全員医療関係、また財産もそれなりにあったため幼少期から色々な教育を受けさせられた。別にそれは苦ではなかったし両親の期待に答えたかった。唯一いる兄も名門の大学へと入学し、立派な医者になった。 …しかし兄のようにはなれなかった。昔っから不器用で勉強ができてもピアノ、習字のお稽古などそんな習い事は全く上達しなかった。どんなに頑張ってもダメだった。 高校に入る前、両親に言われた。｢お前はもういい。｣と。 ……見放されたのだ。あんなに頑張ったのに。医者がダメなら薬剤師などの道もあったはずなのに。…いや、どれも結局はダメか。どう足掻いたってもうダメなんだ。この人達は名誉しか頭にない。…家族ってなんだ。もういいや。 後日そんな事を友人に話してみた。友人もまた両親の事で悩んでいたようだ。いや、この子はもう吹っ切れていた。｢いいんだよもう、好きなことしたら？｣そう言われた。……好きな事…。昔友人にみせてもらったゲームはとても面白かった。いつもと違う世界にいることが出来た。とても楽しかった。……とりあえず楽しい事を極めてみるか。 --------ｷﾘﾄﾘ線-------- ｢ただいまー｣ ｢佳江ちゃんおかえり！！｣ ｢うん、光士ありがとう、ごめんね今日はお留守番させちゃって｣ ｢全然大丈夫！！いい子に待ってたよ！！｣ ｢よしよし、今日は光士が好きなハンバーグ、作ってあげるね！｣ ｢本当！？やったー！｣ 朏 光士(ﾐｶﾂﾞｷ ﾐﾂﾄ)、9歳の男の子。丁度私が大学に入学した頃に兄さんから｢急な出張が決まった。光士を預かって欲しい｣という連絡が入ってから一緒にいる。そうこの子は俗に言う甥っ子。 何故5年以上も一緒にいるか……それはあまり公言したくない。この子のためにも。 ＿＿光士を預かってから後々分かった。兄さんは浮気をしていた。奥さんとは別居中だったのは知っていた。だから預けてきたのだと思っていた。 …預かってから1年後、そろそろ帰ってくるだろうと思いつつ、いつも通り光士を保育園から迎えに行く途中だった。いつもの通りを歩いていると見慣れた顔を見かける、そう兄さんだった。声をかけようとしたが唖然とした。……知らない女と歩いている、奥さんじゃない。それも楽しそうに腕を組みながら。 、そういう事か。…出張なんてそもそもなかったのか。もっと早く気づけばよかった。 表現出来ない感情がこみ上がりいつの間にか兄さんの胸ぐらを掴んでいた。 ｢……どういうことだよ兄さん｣ ｢…ﾊﾊ、馬鹿だなお前気づくの遅いってw｣ ｢光士は？なんでそんな事情も話さずに突き放したの！？｣ ｢……うるっさ、どうでもいいんだよあいつは、何教えてもできない。あんなやついない方がマシだ。｣ ｢……それでもあんた父親なの！？命をなんだと思ってるの！？｣ ｢…黙れよ、お前は俺の妹なんだから黙って光士の世話でもしてろ女だから出来るだろ？｣ ｢……あんたのこと信用してた私が馬鹿だった、これだから朏家は。｣ ……それからは光士にはなんて言えばいいのか分からなかった。こんな事こんな小さな子に話したって……。兄さんの事を聞かれる度言いくるめる日々。もう少し落ち着いたら話したい。こんな私を許して。絶対に君の事、守って幸せにしてあげるから。今は許して……。ごめんね。 【プレイ予定シナリオ】 ・038 【memo】 ・佳江名前由来 カランコエ(加籃菜) ……｢おおらかな心｣｢あなたを守る｣｢たくさんの小さな思い出｣ ・光士名前由来 カモミール(カミツレ) ……｢逆境に耐える｣｢苦難の中の力｣

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