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【通過シナリオ】 mono（HO人形） 理想を往くリグレット 【性格】 常に泣いてる。どんな表情でもずっと涙を流し続けている(大して表情もそんなに大きく動くわけではない)。 過去の記憶や未来に対する不安感などで涙は止まることはない。 それに反して言動は割と堂々としているが、それはいつも怯えている心を隠すための行動だ。話し方もまあまあ男らしい。 よくじっと兄弟たちを観察しては、静かに近づいてぴったりくっついている。兄弟たちみんなと一緒が一番安心し、誰かと一緒であればギリギリ大丈夫。一人になると途端に本心が剥き出しになり、情緒がおかしくなる。 兄弟たちを心から愛しており、大切に思っている。だからといって自分を蔑ろにすることもなく、自分たち四人がそろっていることに意味があると思っている。決して誰も欠けることが無いように、自分もみんなのことを守らねばならない。きっとみんなも同じことを考えていると信じている。 本を読むことが好きで、いつもお気に入りの本を抱えている。 【生い立ち】 自分は過去の記憶を持っている。 ここに来る前の記憶、曖昧ではあるが自分は本来別の場所にいて、いつも怯えて暮らしていた。 怒鳴り声が怖い、暗い部屋が怖い、一人ぼっちは怖い。 助けが来るはずもない部屋の中でいつも本を抱えて泣いていた。 自分に直接的な危害が及ぶことはなかったが、父と母の怒りの表情が怖くて精神的なストレスが大きくなっていった。いつになったらこんな生活から抜け出せるのだろうか、自分にも何かされたらどうしようか、このまま誰にも見つからず助けはこないのだろうか。そんなネガティブな考えばかりが浮かんでは、自分の勝手な妄想で心を傷つけてしまっていた。 しかし、そんなある日その生活は突然終わりを告げた。 いつからだっただろう、家ではなく”施設”で暮らし始めていた。そして周りには当たり前のように兄弟たちがいて、皆で平和に暮らしていたのだ。それに気が付いたのもまあまあ時間が経った頃で、気づいてしまった違和感は胸の中に新たな不安の種を植え付けた。 ここはどこなのか、自分以外に違和感を持っている人はいないのか、家族じゃない人は一体誰なのか、どんな関わりがあるのか、父はどこへ行ったのか。 そもそも自分に兄弟はいただろうか？記憶の中の自分はずっと一人ぼっちでいたから、なんだか違和感を感じる。 もしかすると寂しくないように自分が分裂して兄弟になっちゃったとか？と非現実的な妄想も脳内に飛び交った。 とにかく様々な疑問が尽きない。それらは一気に自分の心を襲い、精神的に参った自分は丸一日寝込んだりした。 家族たちに心配を掛けないように、突然の体調不良を装って言い訳もした。これらの記憶があると母に知られると思うと何だか怖くなったのと、兄弟たちに余計な不安を煽りたくなかったためだ。 過去の記憶。もはやトラウマと言っても差し支えないほど自分の心に傷を残したこれは、果たして誰かに言っても良いのだろうか。 否、これは誰にも言ってはいけない。言ってしまえば何かが壊れてしまいそうで怖いから。 自分だけしか知らないならこのままでいい、今は家族一緒で、何もかも楽しいと思えて、いつも抱えていた恐怖心から逃れることができるのだから。 だから忘れてしまおう。 過去の記憶も本当の名前も、それが一番平和だから。 この生活を絶対に壊さないためにこの記憶は必要ない、今はそう判断することにした。 兄弟たちが離れ離れにならないように、ずっと彼らのことを見守っている。 【NPCについて】 母：過去の記憶があるため正直少し怖い。父は結局どうなったのか、周りの人は誰なのかなど疑問が尽きないが、彼女に直接聞く勇気はない。自分たちを子供として接し育ててくれていることは感謝しているが、厳しい教育といいDに対して少し当たりが強いところを見るとあまり良い印象を抱けていない。それでも自分の母であるから、愛していないかと言われたらそういうわけでもない。 堀：普段日常を共にしている人物。記憶を自覚してからは彼がなぜこんなところにいるのか、と不審がって避けていたが自分たちへの態度を見るに悪い人ではないのかも…？と思っている。（11歳ちょろい） 曰く「仕事をしている」らしいがそれが何なのか、そもそも本当なのか分からない。故に彼のこともあまり信用できていない。 だが本を読みに彼の部屋に訪れることもある。兄弟たちも一緒に行動してないと病むため、誰かは必ず誘っていく。一人で訪ねたことは多分ない。本の趣味が合えば堀と多少意気投合した会話を交わすことがあるかもしれない。（多分） F：正直一番怖い。何を考えているのか、どうしてここにいるのか、何が目的なのか。多分聞いても答えてくれなさそう…という先入観から関わり事態を避けている。 しかしFも積極的に自分たちに関わろうとはしていない。そのことに少し安堵するも、やはり何をしているのかは気になる。 だがこの生活を壊したくないため現時点で深入りはしていない。 【メモ】 カラーコード 673AB7 本当の名前「茉莉花 佳（まつりか けい）」 茉莉花…「ジャスミン」の別名から。花言葉：「あなたと一緒に」 佳…「金木犀」の別名から。花言葉：「真実」 【秘匿】 ◆HO3◆ ≪　HO：Ⅰ　人形　≫　貴方は繊細だ。動きを止めた「人形」である。 貴方は傷付いている。いつも悲しくて仕方がない。 それでも皆のことが大好きだ。 貴方は自分の本当の名前を知っている。 貴方は過去の記憶が曖昧になっており、途切れ途切れの記憶しか無い。記憶が曖昧になるようになったのは小学校に入学し始めた頃からだということは覚えている。満1歳までの乳児記憶は無いものとする。 朧げな記憶の中の貴方はいつも一人ぼっちで、部屋の隅で泣いていた。薄っすらと思い出されるのは父親と母親の喧嘩の声。その不安を埋めるためなのか、本を読むのが好きだった覚えがある。 記憶が曖昧ではあるが、存在する記憶がどういったものなのかの設定は行って構わない。記憶の中の貴方も今の貴方のように、いつも繊細で、不安で、臆病だった。 いつ頃から、何故この施設で暮らしているのかは分からない。 今の貴方の目標は「兄弟姉妹と一緒に居ること」だ。 自分とよく似た彼らは貴方にとって安心できる存在で、同時に心配の対象だ。貴方は兄弟姉妹を導かなければならない。兄弟姉妹がこの先も貴方と共に生きて、貴方が二度と一人ぼっちにならないように。 ・貴方は自分の本名を設定する必要がある。 ・貴方はPOWを11以上取得することが出来ない。その代わり、10からはみ出したPOWの数値をINTとEDUに振り分けることが出来る。 ・貴方は上記のPOW数値からの補正を使用すれば、EDU6以下の制限を超えることが可能（上限12）。 ・貴方は＜図書館＞の初期値を60％で取得できる。 ・貴方は＜知識系技能＞で初期値が「1」の技能の初期値を全て「5」にすることが出来る。 ・貴方はINT若しくはEDU倍数ロール（*5）に成功すると、次に振る＜探索系技能＞＜行動系技能＞の成功値を+10することが出来る。 〔特殊能力〕哀 貴方は思慮深い人形だ。貴方は＜探索系技能＞と＜行動系技能＞使用事に、他の兄弟姉妹が同じ技能に失敗すると、失敗した人数分+10の補正を得る（3人が失敗した場合+30）。また、ファンブルで失敗した場合はその回数分追加で+5の補正を得る。 反対に、全ての技能ロールにおいて、兄弟姉妹が「致命的失敗」を起こす前に同じ技能に成功していた場合はその致命的失敗を打ち消す（フォローする）ことが出来る。これを戦闘ラウンドで使用する際は、自身の本来のターンを失う代わりにラウンド開始前にサポート対象を指定して技能ロールを行うことが出来る。 HO3は自身の技能ロールのタイミングを常に調整する必要がある。シナリオ開始後であれば、技能ロールの順番はPL同士で相談しても構わない。 <生還報酬> ▶ I ・＜図書館＞の初期値は全て「I」の努力の賜物であるため持ち帰ることが出来る。 ・＜知識系技能＞の「初期値1→5への増加」は失効する。 ・＜INT/EDU*5＞成功時の技能の補正は「絶対的なルールとして」受けることは出来なくなる。 〔特殊能力：哀〕兄弟姉妹に対してのみ、KPが許せば今後も使用可能。但し、ファンブル分の追加数値（+5）は失効する。

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