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2015デザイナーベース：特記…流行に敏感。感受性が高く絵画や彫刻に込められた暗喩に気付きやすい 現代アーティスト。くっきり、はっきりとした線や色を用いて図形のように風景などを表現する絵を多く描いている。 明るく取っつきやすい作風で間口が広く、作者本人の容姿につられて寄ってくる層も合わせるとそれなりの知名度を誇る。 ファン相手に限らず対人では常ににこやか。人をからかうのが好きで、「僕実は女の子なんだよね」「そっちにゴキ〇リが逃げちゃった」「あっ…今君の肩に女の幽霊が…」などいつも挨拶代わりに嘘を吐いている。よく顔を合わせる人間であれば、「また嘘か」と呆れられてしまうレベル。 呆れる様子を見て「ひどいなー、俺傷ついちゃったよ」とにこにこしている。一人称は僕、私、俺、などバラバラである。 小さい頃から幽霊のようなものをよく目にしており、それを誰かに伝えるために絵を描いたのが絵描きとしての始まり。 本当は明るいタッチの絵よりも、自分の目にしている恐ろしい世界をキャンバスに吐き出して誰かと共有していたい。 しかし絵を描くようになった幼少時、こういうものを見たんだといくら伝えても誰にも信じてもらえず、最後には嘘吐きと相手にされなくなった。 そのため離れて行ってしまった人を引き留めるように他人に喜ばれそうな絵を描くようになり、 自分の見ている世界を嘘として生きるようになった。幽霊が見えた系の冗談を言う時、そこには本当に人でない影が見えている。 それを「嘘だ」と言われたり、認めたりすることに、自分がどう感じているのかさえもう思い出すことは出来ない。 また、彼（彼女）は両性具有であり男性器を持ちながら乳房がある。 一応男性アーティストとして活動しているため普段から格好などは男であることが多いが、自分がどちらに寄った意識でいるのかは誰にも明かしていない。 その日の気分で「男だよ」と言ってみたり、相手が男だろうと言うので「そうだよね…女には見えないよね…」と落ち込んだ素振りでからかってみたり、 その時々でコロコロ発言を変えている。もしかしたら本人にもわかっていないのかもしれない。 長年嘘を重ねすぎてウソとホントの境界がわからなくなり、自分の見ている人でないものの世界は妄想なのではないか、 自分の中には何一つ本当のことなど存在しないのではないかと精神科に罹っている。 例えば「自分は嘘吐きだ」という確信でもいい、ただ誰かと共有できる真実がほしい。 「――ねえ先生。僕は嘘吐きなんですか？」 部屋： アトリエとして使っているため汚れても大丈夫なように床や壁にシートが張り巡らされた生活感のない部屋。 寝起きする用のベッドと物を積むためだけに使っている机があり、ベッドは塗料がついてカラフルになってしまっている。 机は本当に物置状態。引き出しがあり、鍵をかけられる一番下には時折描いてしまう公開出来ないオカルトの絵をぐちゃぐちゃに丸めて押し込んでいる。 ・一家伝来の宝物 ・芸術的才能

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