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・運命の歯車がきしみ始めたのは、あの葬式の後からだった。一通の奇妙な弔電。書いたのは自分。気づけば最後、睡蓮の意思は泥の奥深くで死者と溶け合ってしまう。 ・父、羽間騰太良は連続殺人鬼であった。彼の生き写しを強要されて生きてきた睡蓮。母は狂い、死んだはずの双子の姉は今も頭の中で艶美な笑いを響かせ続ける。 ・睡蓮の技能は努力で培った演劇とダンスのみ。後は、すべて、才能に恵まれた姉・羽間蓮花（はざまれんげ、京都シナリオにて羽間騰太良の手により他界）の技能。 ・姉はストーキングスキルとトライリンガルを活かし、翻訳を専門とする記者・フリーライター。根気強さをもってすれば、愛する対象の行動記録食事服装あらゆるものを、全て、記録することなど容易いもの。羽間騰太良が逐一、何をしていたか、何があったのか、目の前で起きているかのようにすべて写真付きで、リアルタイムで睡蓮に送っていた。睡蓮は努力で身につけた演技の脳内シミュレーションスキルで、姉の体験をそのまま脳に再現できてしまっていた。 ・父が何者であったかは知っている。姉が父へ恋をしていたのもこの身を持って気づかざるをえなかった。父が消息を絶つ前、最期に姉を手にかけたのは、父なりの愛であったことは理解している。けれども、蓮花の愛は、それでは飽き足らなかったようだ。 ・姉の体験なのに、自分の体験であるかのように、すべてを知ってしまっている。だけども、それをどうすることもできないのは、睡蓮の自我がそこまで芽吹ききれていないからである。 ・葬式の後は、姉が睡蓮の意思にインストールされてしまっている。姉は騰太良に近い存在になれたことを非常に喜んでおり、幸せの絶頂。羽間の理想像に傷をつけたくないがために、趣味のピアスやタトゥーなどの自傷行為に通ずる衝動を抑えている。 ・騰太良がくれた愛・慈愛。母がくれた愛・写し身の愛。姉がくれた愛・泥のように甘い自愛。 ・母は騰太良のようになってほしいと願い、姉は騰太良を植え付けるようにあらゆる情報を詰め込んでいった。羽間調教、あと、諸々。縄で縛られたときなど、きっと、その調教の成果がすぐに肌を真っ赤に染めて、嗜虐心をくすぐってくれるはず。 【職業・性格】俳優（メインをはるわけではないが、ドラマとか映画などでよく見かける程度。母親が女優であるため、２世的扱い） ・引っ込み思案。とても優しい子なのは確か。 →彼が彼らしく自分を受け入れて歩めるであろう未来を、とあるアーティストが現れたことで見いださずにはいられない。泥の中からでも、咲くことができるはず。それが、父の遺した”名前”という愛の縛りでもある。 ●《聞き耳》71％ ●《追跡》71％ ●《オカルト》70％ ●《芸術(演劇（ダンスなど)》70％ ●《回避》70％ ●《目星》70％ ●《図書館》65％ ●《ロシア語》50％ ●《英語》50％ 1D100<75　アイデア、知識 1D100<71　聞き耳、追跡 1D100<70　回避、オカルト、目星、芸術（演劇、ダンス） 1D100<65　図書館 1D100<60　幸運 1D100<58　SAN値 1D100<50　英語、ロシア語 ( 後遺症 ) 蛇に好かれる。 何故か蛇に好かれやすくなる、噛まれることや絞め殺される事はまずないだろう、蛇もこちらの言葉を理解してい るような気がする。 しかしあの時見た事を他人に詳細に漏らせば命は無いかもしれない。( ツチノコを見たはセーフ )

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