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«1-1/君は風邪をひかない»君は難しいことを考えず、元気いっぱいに育った。INT-1、CON+2。 «2-1/手先が器用»任意の〈製作〉１つの基本成功率が50％となる（プレイヤーは分野を決めること）。さらに〈機械修理〉および〈電気修理〉に10％。 «特記»CON-1。ネット上のうわさ話に関する〈図書館〉と製作（コンピューター・ウイルス）に10％のボーナス。 --------------------------------------------------- CoCサプリ2015職業サンプル ネット犯罪者 ベース 多色の髪に大量のピアス、萌え袖パーカー、さらに派手なTシャツという奇抜なファッションの若者。 常に機嫌が良さそうでどんな時もその場の状況を楽しんでいる。語尾の「♪」は桔平のトレードマークで、並大抵のことでは怯える様子や動揺を見せない。 物心ついた時には既に両親は離婚しており、三ツ見にある母方の祖父母の家に引き取られた。父の不貞が原因だと近所で噂が立ち、小学生の時は居心地の悪い生活を送っていた。姉がいたが顔も覚えておらず、その父に引き取られたらしいことだけ知っている。祖父は桔平が中学生の時に癌で亡くなり、今は祖母と木造の平屋に二人きりで住んでいる。その祖母も７年前に足を悪くしてから認知症の気が出てしまい、今では一日の半分以上をぼんやりと過ごして孫の桔平をほとんど認識していない。 もともと将来に対する展望がなかった桔平は、幼少期からおばあちゃんっこだったこともあり、祖母の生活を支えるために高校を卒業してすぐに仕事を始めた。在宅業に就いた理由は、祖母が祖父と暮らしたこの家から離れるのを嫌がったため。何かあった時にすぐに対処できるように家で出来る仕事を選んだ。学生の頃はその奇抜なセンスのせいで変人扱いされ、友人もほとんどいなかったので、人と関わらない環境でもあまりストレスはない。 しかし、介護は想像以上に大変だった。祖母も孫に負担をかけていることを気にしていたのか、桔平が21歳の春に自ら介護施設に入所すると言い出した。初めは反対していたが、孫には老い先短い人間のことは気にせず未来に希望をもって生きて欲しいという説得に折れる。 施設に入ったあとも桔平はお見舞いを欠かさずしていたが、一年後のある日、スタッフによる高齢者虐待の被害に祖母が遭っていることが発覚する。身体的虐待やネグレクト、威圧的な態度で精神的に苦痛を与えるなどの行為に、祖母はすっかり昔の明るさを失ってしまった。 すぐさま施設を退所させたが、祖母はそれから一日のほとんどを石のように動かずに過ごすようになり、桔平は自分の傍から離したことを後悔し、心を痛めた。そしてそれは次第に、施設のスタッフや、同じ場所にいてみてみぬふりをした入所者への憎しみとなり、復讐のためにその介護グループをクラッキングして個人情報の流出をすることで倒産に追い込んだ。 それが初めてのネット犯罪、ハッカーとなるきっかけだった。 今はセキリュティ会社に勤めて在宅でシステムエンジニア(ホワイトハッカー)をしているが、裏では目についた気に食わない企業を見つけるたびにコンピューターにハッキングし、愉快犯的に破壊行為を繰り返してフラストレーションを発散している。

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