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太古の昔、ハイパーボリアの地に居た魔術師…と名乗っている人物。 自称、雷に愛されしもの。生まれつき放電出来たというが、これに関しては眉唾物である。 エルーナ・メックは現在でも通用するように使っている名前で、本名はメッケナール(Meckenarl)。 戦争の最中に敵の蛇人間の作り出した時空門によって今の時代まで強制的に送り込まれてしまった。 ハイパーボリアの時代との差が大き過ぎて、知識の更新に苦労しているがなんとか生きているようだ。 基本的に呪文などの超自然的な恩恵は受けていたが、イホウンデーやツァトゥグァなどの神を信奉してはいなかった。 それも手伝ってかハイパーボリアの歴史に全く名を残していない。自身をエイボンクラスとはいかずとも、そこそこの魔術師だと思っているのでこの事実を知った時は流石にショックを受けていた。 メッケナールの生まれはイイーキルスがやってくる少し前の海岸沿いの都市レクアーンで、産声を上げると共に稲妻が空気を裂く音がした。 これがきっかけですっかり両親に恐れられ、我慢強く育ててくれたものの結局5歳になる頃にはムー・トゥーランの魔術師の元に引き取られることになったのである。 18歳になる頃には親代わりの魔術師から多くの事を学び魔術に精通していった。 この頃から、エイボンの名を知っており、密かに追い越すべき目標としていた。 ある程度の年月が経って、現在のような“神とされるものに近づきすぎない方が良い”という考えに落ち着いた頃には、エイボンとは同じ道を歩むべきでないと悟り、それは敗北を認めたことでもあった。 (それでも、神から齎されたようなものである魔術で得られる恩恵は受けてはいるのだが……) ---------------------------------------------------------------------------- クトゥルフハイパーボリア(Cthulhu world tour:p.48~51) ・能力値は基本通り(p.48) ・クトゥルフ神話技能は職業毎にダイスで決定(p.50) └ダイスの数を減らす場合、ダイスを1つ減らす毎に職業によって決まっている呪文取得数を1つへらす。(最低でも1d6以下にはならない) 職業:呪術師(≒教授+医者)p.50 呪文数9、クトゥルフ神話技能3d6(11) 取得呪文(呪文表P.51):POWの増大(1d3)×9 ロール結果…(3,2,3,3,3,3,3,2,3)25 能力値に入れ替え及び3点移動(基本:p45) ・入れ替え POW⇔EDU 15,21 ・3点移動 SIZ→POW SIZ→POW STR→POW ステータスが21を上回った正気度喪失1d10…4 1000点ルール(基本:150) 呪文を取得する(比:121) 取得する度に1d10の正気度喪失と、50ポイントの技能値の使用。 取得数:6 正気度喪失:24 特徴表: (灯)魔術的アイテム…探索者が所有している何らかの魔力を付与されたアイテムをキーパーが選ぶべきである。（魔術的なクリーチャーを傷付けることができる武器、クリーチャーの召喚に使用できる装置、占いの道具、POW貯蔵器など）望むなら、探索者が《POW*1》ロールに成功すれば、そのようなアイテムの性質だけは知ることができる。→銀の骸骨の指輪 (灯)魔術的素質…探索者が呪文を学ぶ際、通常の半分の時間で学ぶことができる。また、成功率に[INT*1]％を加える (灯)魔術的素質…探索者が呪文を学ぶ際、通常の半分の時間で学ぶことができる。また、成功率に[INT*1]％を加える (灯)呪文知識…キーパーの裁量による。探索者は最大1D3(3)ポイントのちょっとした呪文を知っているかもしれない。正気度ポイントを1D6減らす(6) 魔術アイテム: ・骸骨の飾りの付いた銀の指輪…着けている者から毎日1マジック・ポイントを吸収して集め、その人間のPOWの最大値になるまで吸収し続ける。それから、知っているある言葉を大きな声で唱えると、吸収したPOWは再び指輪をしている者に、POWの最大値まで戻る。(アーカムのすべてp.164) 習得呪文: 《パズズの怒り(TGGoCMM)》 ・コスト:4MP;1D4正気度 ・詠唱時間:瞬時 術者が伸ばした手から強力な雷エネルギーを最大100ヤード(約92m、基本ルールでは100ヤードをそのまま100mに置き換えることもある)離れた犠牲者に送る。稲妻が標的に当たったかのような効果があり、各雷は1D6の損傷を与え、明白なソニッククラック(空気を切り裂く音)を伴う。 《Call Lightning/招雷(未Deeper magic/TGGoCMM）》 コスト: 10MP、1D2正気度ポイント 詠唱: 即時（通常の場合5分） この呪文は呪文の使い手の指示するところに稲妻を打つ（目標は視界に映っていなければならない）。 稲妻は6D6ポイントのダメージを与える。 呪文を有効にするには、その地域に嵐の雲がなければならない。 DeeperMagic: 呪文の使い手は自分の意思に合わせ嵐の雲を即座に引き起こすことができる（呪文は即座に唱えられる）。 《Quicken(DG)》 対象は、6マジックポイントと1 SANポイントのコストで、1時間の間、3移動ポイント、2 DEXポイント速くなる。手順には、手のジェスチャーと精神的な視覚化が含まれ、完了するには2戦闘ラウンドが必要になる。 Quickenは無制限にリキャストできる。 《パワードレイン(未DeeperMagic/TGGoCMM)》 ・コスト:1D8正気度 ・詠唱時間:2ラウンド 犠牲者からマジックポイントを抽出する。呪文を有効にするには、術者が犠牲者とのPOW抵抗ロールを行う必要がある。術者が成功すると、犠牲者は1D6マジックポイントを失い、術者はマジックポイントを獲得する。術者が犠牲者に打ち勝てない場合、術者は犠牲者に対して1D6マジックポイントを失う。すべてのマジックポイントが空になると、ヒットポイントが抽出される(すべてのヒットポイントが抜かれると、犠牲者は無意識に落ちるがこの呪文は殺す力がない)。 DeeperMagic:力への渇望は、闇の伝承を探求する人々によって最も強く感じられる。熟練した魔法使いは、犠牲者からの魔法のポイントではなく、POWを抽出することを選ぶかもしれない。 《焼却(TGGoCMM)》 ・コスト：6MP; 1D6正気度ポイント ・詠唱時間：瞬時 この呪文は生物に対してのみ有効で、単一のターゲットを選択する必要がある。術者は対象に対してPOWの抵抗ロールを振る。対象が勝った場合、呪文は効果がない。術者が勝った場合、対象は呪文の完全な効果を被る。正常にキャストすると、呪文は対象の代謝が加速させ、信じられないほどの熱を発生させるため、ラウンドごとに1D6ポイントのダメージを与える。最初のラウンドでは、体温が上昇し、顔色が紅潮する。 2回目のラウンドまでに、ターゲットは大量に発汗し、皮膚に水疱が形成され始める。 3ラウンド目と4ラウンド目までに、内部の液体は沸点に達し、標的は苦しんで苦しみながら、蒸している胆汁、血液、および煮沸した臓器の破片を吐き出す。死を経てこのプロセスは続き、最終的に死体は灰と骨片になる。このような死を目撃する場合、正気度喪失が発生する。（1 / 1D6損失） 《電の衣(炎の外套)》 コスト:12MP;1d10正気度 詠唱ラウンド:1ラウンド 呪文の使い手は非常な苦痛と引き替えに、動きが速くなり、戦闘での防御力が増大する。この呪文をかけるためには 12 マジック・ポイントと1D10正気度ポイントのコストがかかる。この呪文から恩恵を受けるのは呪文をかけた者だけである。かけるために1ラウンドの時間がかかり、呪文の効果は4D4ラウンドの間続く。作動中の炎の外套を見た者は1/1D3ポイントの正気度を失う。呪文の使い手はゆらめき輝く光の点に囲まれる。火花は尾を引き、白熱してまたたく。光の外套に包まれた使い手の体は床から10~20cm浮き上がり、足先が床につかないようになる。そういう状態にもかかわらず、体の動きは正確である。炎に囲まれていることは大きな苦痛である。呪文を最初にかけたときにはそれを感じることにより正気度を1D6ポイント失う。ただし苦痛によって耐久力を失うことはない。呪文の使い手が誰にも触れなかった場合、呪文が終われば苦痛も終わる。呪文が効果を発揮している間は、呪文の使い手の移動率とDEXが倍になる。呪文の使い手に対する攻撃の成功率はすべて20%減少する。すべての武器は最小値のダメージしか与えない。こぶし/パンチ、キックなどで攻撃してくる者がいた場合には通常のダメージを受ける。呪文の使い手が誰かに触れた場合には、それをこぶし/パンチの攻撃として扱う。1D8耐久力のダメージを与えるのである。このことが起こるたびに、呪文の使い手の方もロールで出たダメージの半分 (端数切り捨て)を自分の皮膚と肉に受けてしまう。魔術的な外套の表面にそれだけの耐久力を提供しなければならないのである。したがって、この呪文をかけたことにより呪文の使い手の耐久力がゼロに落ちてしまうこともあるが、それは呪文の使い手の死を意味する。 《完全 (ルールブック6版)》 呪文の使い手は、神の許しを得て、この呪文によってPOWのポイントをほかの能力値のポイントへ変換することができる。自分のためにやるのでもいいし、指定した対象のためでもいい。呪文のコストとなるマジック・ポイントは神が指定する。普通は能力値1ポイントに対して1ポイントである。呪文自体に正気度の喪失はないが、外なる神あるいはグレート・オールド・ワンと接触するためには正気度の喪失は当然起こる。たぶん相当大きい値になるのではないだろうか。 《呪文払い(ドリームランド)》 コスト:1POW;1D6正気度ポイント 詠唱時間:一瞬 術者が単語を一つ口に出すと、その単語は燃える文字の形をとって使い手の顔の前に現れ、ある種の魔術的な呪文を追い払う働きをする。声が聞こえる範囲でかけられていて、マジック・ポイントを消費することによって保持されていた呪文は、すべてただちに消散する。それに加え、《招来》あるいは《召喚》の呪文によって呼び出されていた存在は、《呪文払い》の使い手のマジック・ポイントの半分の値に対して抵抗しなければならない。抵抗に失敗すれば、存在はもといた場所へ追い返されてしまう。 《高揚(DA:P.85)》 呪文の範囲:目視 詠唱時間:5ラウンド 持続時間:1日 コスト:与える1d6正気度ポイント毎、あるいは一時的狂気から救うごとに12MP:不定の狂気から救うごとに1POW;正気度1d6 詠唱時間:5ラウンド 情熱的な呼びかけが1分程度続き、《高揚》は対象の心を幸福な高揚感で満たし、追加の正気度ポイントを対象に与える。 呪文は眠っている対象にかけてもよく、その場合素晴らしい夢と安らかな睡眠を経験する。24時間、あるいは与えた正気度ポイントがなくなるまで《高揚》は続く。 《ヴールの印》 コスト：1MPと1正気度 詠唱時間：2、3秒の手の動作 効果中、〈クトゥルフ神話〉に+5％の補正をかける。 《スター・トラベラーの将来/退散(The Demon in St Niclaus’ Church)》、《ミ＝ゴとの接触》、《萎縮》 術(比叡山):喪失正気度…25 《異能/血仙蟲(比:P.50)》 取得:4d6正気度 コスト:1d10正気度 死亡した状態から1d10耐久力を回復し、復活する。この効果で全ての正気度を失った場合、食屍鬼となる。 《疾風迅雷/神速(比:P.49)》 取得:1d10正気度 コスト:1d6耐久力 常人ならざる速度を持つ加速。行動宣言時に使用し、即座に効果を発揮する。1d6ラウンドの間、術者のDEXに+3の修正を与え、追加の行動を1回得る(回避ロールの値は変わることに注意)。 《縮地(比:P.49)》 取得:1d8正気度 コスト:1d3耐久力 この術を使用した場合、地形や障害物を無視し、［DEX×1］m以内に瞬間的に移動する。《縮地》は攻撃や〈隠れる〉と組み合わせることができる。この場合、術者の位置は変わらないが、相手の目を幻惑することができる。〈隠れる〉と組み合わせた場合、周囲に身を隠す為の障害物がない場合でも〈隠れる〉ロールを行うことができ、〈目星〉ロールに失敗したキャラクターは術者を見失う。この術は他の攻撃を行う術や、《隠行》と組み合わせることができる。 PSI: 技能値を50消費することで取得することができる。 初期値は一律で［POW×1］。この技能は技能値を振ることが出来ず、成長によってのみ技能値が上がっていく。 集中できる場所であれば成功値は二倍になる。逆に別のことをしながら(例:走りながら)発動しようとしたり、敵に身体を掴まれて激しく揺さぶられるような状況だと成功値は1/2になる。 発動のロールの結果が成功値の1/5の値の場合、スペシャルな成功となる。キーパーは任意の特殊効果(消費MPの半減、距離や持続時間が倍に延びる、倍の重さのものが持ち上がる、など)を選んで適用する。 発動ロールの結果が「1~5」の時は決定的な成功となり、スペシャルな成功よりもさらに大きな特殊効果を認めるべきだろう。 発動ロールが失敗した場合、1MPと集中のための時間を無駄に消費したことになる。 発動のロール結果が「95~00」の時はファンブルである。消費する筈だったMPを全て失い、さらに精神的な衝撃を受けるため1D4の正気度ポイントを失わなければならない。 誰か、他の対象に超能力を仕掛ける場合、発動後さらにPOW対POWの抵抗ロールに打ち勝つ必要がある。スペシャルな成功による超能力を受けた時は、対象はロールの結果が「5」以下でなければ抵抗できない。 決定的成功による超能力攻撃は、一切抵抗できない。 《電磁力/磁場(念動力)》 効果範囲:POW×1m 持続時間:1戦闘ラウンド コスト:3ポイントのSIZ(約18kg)ごとに1MP;正気度1D4 手を触れずに念のカだけで物体を動かす能力。消費した MPに応じた大きさの物体を地上から3mまでの宙に浮かべたりどこかに投げつけたりすることができる。 人間を投げ飛ばしたり、完全にその場に釘付けにするような場合は、相手のSIZに応じたMPを消費した上で、自分のPOWと相手のSIZとで抵抗ロールをしなくてはならない。もし数ラウンド続けて相手を金縛りにしたいような場合は、その分のコストが必要とる。投げ飛ばされた相手は1D6のダメージを受ける。相手の片腕だけを拘束したり、走っている相手を転ばせたい場合は、2MPもあれば十分だが、この場合は相手のSTR対自分のPOWの抵抗表ロールが必要となる。 物体を敵にぶつけて攻撃したい場合、発動後に〈投擲〉ロールに成功しなくてはならない。ダメージは、投げた物体のSIZ3ポイントごとに1D6である。ナイフなどを投げつけた場合は、通常のダメージが適用される。

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