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霾晦 淋巴（よなぐもり りんぱ） 職業：クトゥルフ2015「ネット犯罪者」　EDU*20 特記：CON-1。ネット上のうわさ話に関する〈図書館〉と〈製作（コンピューター・ウイルス）〉に+10％のボーナス。 特徴表1-10「予期せぬ協力者」 探索者には、いかなる理由か自分に忠誠を尽し、援助に来るかもしれない協力者がいる。キーパーが協力者の正体を決める。また、協力者の影響力をD100で決める（数値が大きいほど影響力が高い）。 忠誠云々ではないが警察関係者には顔見知りが多い。世話になっているし世話になっていた。 「何が欲しい？ 情報（データ）？ 技術（プログラム）？ だいたいできるよ。知識っていう危険な玩具は沢山詰め込まれたから」 　ハッカー。明らかにオーバーサイズの上着を羽織り、いつも重そうにラップトップを抱えて行動している青年。非力かつ体力がないのであまり走り回りたくない様子。警察ではないものの関係者であるらしく、曰く「ネットワーク方面の捜査協力をしている」。らしい。面倒な顔見知りが多いようであまり立ち入りたくない顔はする。その癖に行動はわりとグレーゾーンどころか真っ黒。警察のご厄介になっていなければ間違いなくもうちょっと危ないことをすることに躊躇いはなかった。 　届け上の住所はひとつだが、何故か所在地がしょっちゅう変わる。ネカフェ暮らしをしていることも割と多い。 一人称：俺　二人称：お前、あなた 「ヨナグモリリンパ。俺の名前」 「或いはシモン・マグス、こっちのが警察関係者だと通りがいいかも。俺も呼ばれ慣れてるし……そんな警戒した顔すんなよ。今もう何もしてないよ」 「俺は機械的にタスクとプロセスを実行するだけ」 　 　◆ 　たった3畳の空間と与えられた知識<オモチャ>だけが自分の全てだった。 「それが当たり前ってやつだった」 　元クラッカー。何をさせられているかも知らないまま、たった一人の部屋でプログラムを組んでいた。 　割と常識的な反応と対応とツッコミをするが、霾晦淋巴は別に常識を理解している訳ではない。取り込んだ知識と周囲の反応を確認して外部における「常識」を学習し、それに則って機械的に成否判定を出しているだけである。だけだった。プログラムがエラーを吐くような人間に囲まれた結果なんかわりとバグっている。 　なお本人は大変不本意そうな顔をしている模様……嵐のような人間達に振り回されて一気に人間らしくなったのは間違いない。何もわからなくても「間違いなくこれはおかしいだろ」はわかるのである。なお今日に至るまでに何度も怒られてこれは駄目を覚えてるので割と実はやらかしはしてる方。一体誰が胃痛を覚える羽目になったんだろうか。 「簡易的なベッドと、場違いなデカいPCと、そこに詰め込まれた電子データ。トイレと兼用のシャワーユニット。絶対に開かないと思ってた扉とそこについている食事と物資の受渡し口。それだけの部屋だよ」 「たくさんのパズル。テスト。難易度の高いゲーム。ほかの時間は与えられた知識を呑み込んで咀嚼する。俺の感覚じゃそんな感じ。俺は出されたものを解き続けるだけ。それが犯罪である自覚も全くなかった」 「多くを"知ってるだけ"で、全て"経験している"ではないから。そういうことなんだろうな」 　Simon Magus　シモン・マグス　 　魔術師シモン、異端の源流、そして聖霊を授ける力を金で買おうとした愚か者。部屋にあったPC、そして今のラップトップのアカウント名。霾晦淋巴のクラッカー/犯罪者としての名前だったものである。 　優れたハッキング能力を持つハッカーのことをウィザードという。箱庭育ちの魔術師にはその名前を騙るだけの能力がある。彼の才能は本物である。 通過シナリオ 「リヴィング・アーツ」 　以下、「リヴィング・アーツ」通過後の内容を含む ・後遺症 KPCに後遺症として「リヴィング・アーツとしての断片」が残る。やや破損した魔術回路は多少回復はし、ネクタリンの元で正しい処置を受けたものの完全に元通りにはならない。 これにより、今後呪文を使用する際等にPCとKPCの間でMPの譲渡を行う場合は粘膜接触が必須となる。ラウンド処理中であればこの行動の為に1Rを消費することになる。

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