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武器も何ももってない見た目は只の幼き少女...なのだが、中身は蟲の巣窟になっている。 心臓には【フィラリア】の寄生虫、おなかの中にははらわたの代わりに【らんのう】が詰まってる。 それに対して発狂しないのはきっと頭の中にいる【トキソプラズマ】が洗脳してくれているおかげだろう。 【スズメバチ】や【小さなヘビトンボ】も傍にいるのもきっとそれだ。親しみさえ感じる。 【トキソプラズマ】はそれだけでなく、幼き彼女を母にさせるべく、年上のような振る舞いをさせるだろう。 その姿は姉妹から見れば頼もしいのかもしれない。 蟲に囲まれても見た目は殆ど人と変わらず、時折手鏡で髪型をチェックしている。 何故そんなに蟲と関わりが多いのかはそれは自分でも覚えてないが... 確か、死ぬ間際、あの時...嗚呼、思い出したくない、頭が痛くなるのだ！！！ ※トキソプラズマ:脳味噌に寄生する虫 ※フィラリア:心臓に寄生する虫 寄生されている蟲は全て最終戦争後のミュータント虫であり、百年以上前のそれよりも凶悪になっている。

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