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▋::大正浪漫X2U::【 大正文豪 】 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あなたは大正4年を生きる文豪だ。 神田区御茶ノ水に住んでおり、 またペンネームを<咲間葉雪>としている。 「中途半端な志というものは季節のように移ろいやすいものだ。口だけならいくらでも言える。」 28歳で親友が亡くなり、同年文壇に上がった推理作家。 詩的な表現は少なく、文章の口当たりや美しさよりも話の構成や叙述トリックの取入れ方に重きを置いた作風。 26歳までの数々の作品もトリック自体は面白いものだが、紙面では語られない部分が多く、そこまでの話題性は無かった。 しかしながら、27歳から一年間に渡り書き連ねた犯人視点の倒叙ミステリものを出版すると帝都中で大流行。 犯人の心情描写や人間味、孤独な生い立ち、そして普段の作風である巧妙な伏線が話題となり、 その出版をもって当時の文壇を風靡する文豪となった。 とはいえ本人の性格にかなり難があり、口を開けば人を皮肉りがちなやや高慢な物言いをする。 そのため、あとがきや新聞の文面では口を噤み、世間的には素性すらミステリアスだとでも思われているやもしれない。 過去、咲間葉雪に自殺を止められたことがあり、恩を感じている。 元々は25歳までに芽が出なければ筆を折ろうと思っており、実際その年に書いた作品も日の目を浴びなかった。 同時にミステリの良さがわからない世間のことを見下し、失望していた。 やることもなくなり、原稿用紙を燃やして裏庭に撒いてから自室の二階で首を吊っていたところに 咲間葉雪が止めに入り、未遂で済んだ。裏庭から戻ったときに鍵を閉め忘れたのが救いだったらしい。 その時に咲間葉雪が巻いてくれた包帯をいたく気に入っており、 また首を吊らないようにと、その後も毎日同じ箇所に巻き直している。 当時は首吊り未遂の痕があったものの、今では包帯の下には何もない。 彼の死の真相については他殺だろうと踏んでおり、 ペンネームを<咲間葉雪>としたのは「必ず見つけてやる」という犯人への宣戦布告である。 カラーコード #2a83a2 花浅葱 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▋::咲間葉雪::【 PC1秘匿 】 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あなたは大正4年を生きる文豪だ。 すでに家族は他界しており、あなたは神田区御茶ノ水にある、家族の遺した一軒家に一人で住んでいる。 あなたは5年前(明治43年)に、同性の親友「咲間 葉雪(さくま はゆき)」を殺されている。 咲間葉雪は実家である駿河神社の神職または巫女であった。 その遺体は道端に捨てられており、 失血死とされた。 その手にはいつも身に着けているお守りではなく、金色の鍵が握られていた。 あなたはそれを、友人の死の手掛かりとして貰い受けた。 その後作家として文壇にのぼったあなたはペンネームを「咲間 葉雪」とした。 あなたの使命は< 咲間葉雪の死の真相を突き止めること >だ。 【NPC情報】 本多 一郎(ほんだ いちろう) PC1の旧知の友人であり、PC1の担当編集でもある。 河英(かわえい)書房に勤めており、そこに集まる事件の情 報などを渡してくれる。 性格は良く言えば豪快、悪く言えば雑な男に見えるが、仕事の腕は確かで時間や締切を守る律義さもある。 PC1が「咲間葉雪」の事件を追っている事を知る、唯一の 人物である。

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