タグ： ひえん ふうり きっこ

都内某国立大学の医学部。 性格は暗く人付き合いに不慣れなためどもりがち。 だがそんな自分を変えたいという気持ちはあり、知らない人でもなるべく自分から話しかけるよう努力はしている。 中学生までは空いた時間も全て勉強や読書に割いてきた。「将来のため」という意識は全くなくほぼ趣味。 そのおかげで成績は常に学年1位だったが同級生からは距離を置かれ、いじめや嫌がらせ等はされなかったものの友人は一人もできず、親以外で気軽に話せるのは飼い猫のミロちゃんのみである。 さすがに親からも心配され、体を動かすことが内面の明るさに繋がれば…ということで空手を習わされるように。 もちろん運動はからきしだったが習い始めてみると意外と楽しく打ち込み、大学受験時に習い事はやめたが入学後も空手サークルに入部。 …だがその空手サークルはお世辞にも真面目に活動しているとは言えず、ただ部室を私物化したがる不良生徒のたまり場ととなっていた。 そこで飛燕は1年間を過ごし『これまでの人生一番の快挙』を成し遂げる。 ミロちゃんは日中よく脱走するので、大学から帰宅後は近所を探し回るのが日課となっている。 ーーーーー 或る夏の出来事　－ED1:夏の香り、暖かな雨 初めての友達が出来た。

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