タグ： 刹夏

技能：音楽の成績が優秀 技能：算数が得意 太陽が好き！夏が好き！歌うのが好き！ よく鼻歌を歌ってる。少し抜けてるが心優しい女の子。 クロの音が外れてるのをやんわりと戻す。 クロに歌って欲しい歌詞を実は書き留めている（隠している） —・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・ 誰ともつるまずにいつも一人でいる片割れ。 話し掛ける生徒がいたとしても次はなく、そのまま離れていく、その繰り返し。 学校でも一人、家でも一人。 シロからすれば触らぬ神になんとやら。 こんな人格が生まれていたとしても、こちらからコンタクトをとろうものなら邪険にされるんじゃないか。 そう思って隠れていた。 気付かれなければ、シロにとっては平穏無事に過ごせるのだ。 家にいる時は勉強か将棋を指してることが多く、 その傍らに置かれたラジオから聞こえてくる音楽を聴くのが好きだった。 ある時、ラジオ以外からわずかに音が聞こえた。 よーく耳をすましてみると、どうやら黒からのようだった。 最近のヒット曲という説明と共に何度も何度も聞いていた曲、それを黒が口ずさんでいた。 心地よい音色に耳をそばたてる。 ごくごくわずかに聞こえる音はとても小さくラジオの音にかき消されてしまいそうだから。 —あと一節で終わってしまう— 次はいつ聞けるのだろうか、名残惜しい、もっと聞いていたい。 一緒に歌うことが出来たら…… そう思うと同時に口ずさんでいた。 黒の低い音とシロの高めの音が合わさって綺麗なハーモニーが生まれる。 心地よい… 曲が終わると、びっくりしてこちらを見ている黒と目がった。 それが初めて黒がシロを認識した日。 それから幾日、幾年がたった。 相変わらず特定の誰かとつるもうとはしない片割れに、それでいいの？ と心配になるが、黒曰く『シロさえ俺のそばにいてくれればそれでいい』らしい。 最近はお気に入りの河原で、2人で歌うのが日課になってる。 今はオリジナル楽曲も作りたいと思うようになり、密かに作成中だ。 完成したら黒に話そうと思う。 黒はどういう反応、してくれるかな？

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