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｢フン、庶民と一緒に食事なんてできるわけないでしょ！｣ ｢うるさいうるさい！父さんを馬鹿にするな〜〜〜！！！｣ 一人称 僕 二人称 オマエ 特徴表 珍しい技能→ボトルシップ作りが趣味です。 投擲の才能→本人も知らん才だろうな 父の人生は散々だったようだ。 教祖の息子として産まれた父は、祖父母ではなく取り巻きに育てられた。 生まれた時から英才教育を仕込まれてきたらしいが、祖父が死刑囚として捕まってからは転落続きの人生だったと言う。 家もなく金もなく、あるのは名前だけ。 父はそれでも勉学によく励み、死刑囚の祖父の名など塗り替えるほどの高名な考古学者となった。 幼少期から壮絶な経験をしてきた父は家族に強い憧れがあったらしく、一人息子の告夢をよく可愛がってくれた。それはもう溺愛と言って良いほどに、父だけではなく母も告夢を蝶よ花よと愛でた。 そのため、告夢は立派なおぼっちゃまとして成長した。 金も家もある。何一つ不自由なく育った告夢はワガママで、しかし誰に咎められることもなく伸び伸びと生きてきた。 今後もずっと、同じような人生が続くと思っていた。 *☼*―――――*☼*――――― 静なるテロリスタ　ネタバレ 父が死んだ。無名神殿の調査中に、機器の故障によって非業の死を遂げたらしい。 途端に騒ぎ立てるSNSで、1部の輩が父の悪口を言っているのを見てついムキになってしまった。匿名の人間に噛み付いて騒いでを繰り返していった結果、いつしかソレは自分に飛び火した。 昔上げた自分の写真や動画を晒されたりバカにされたりで、真に受けやすい告夢は完全にネット民のおもちゃになってしまった。 告夢は世界の終わりだと思ってるけど実際は1部の板でちょっと煽られただけ。プライド高々ちゃんなのでずっとイライラしている。 こんなはずではなかった。 大好きな両親と楽しい日々を送って、庶民を鼻で笑って生きていく筈だったのに。 いつしかその心の闇は死んでしまった父に向けられるようになる。逆恨みだ。だが同時に、父が成し遂げなかった偉業を達成することが彼の目標となった。 *☼*―――――*☼*―――― おぼっちゃまの遅めの反抗期。 死刑囚のおじいちゃんは自分に子供がいたことさえ知らない。｢え！？ワシ子持ちだったの！？｣ 心の底では両親大好きなので他の人に馬鹿にされるとめちゃめちゃキレる。フン…

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