タグ： 六畳半の夏

錨利 碧（いかり あおい） ‖ 性格 真面目で人当たりのいい好青年。学校では生徒会の副会長をしており人望もそこそこ厚い。しかし自己主張をするのが苦手で流されやすいところがあり、頼まれるとNOと言えない。聞き上手でいつもニコニコ笑っているようだが、毎日毎日興味のない話を聞いて他人の顔色伺ってみんなの望むようないい子でいることに疲れてしまいどことなく無気力気味。 ‖ 余命に対して 初めて聞いた時から割とすんなり受け入れていた。これから先ずっと誰かの作った道の上でずっと誰かのためにこの身を消費させるくらいなら死んでしまうのも悪くない。どうせなら最後くらい目いっぱい迷惑かけて死んでやる！ と、言うことで。今更同情されるのも根掘り葉掘り聞かれるのも嫌なので、手始めに誰もいないこの空き家に勝手に飛び出してきた。ずっと道を踏み外すことなく生きてきた彼にとってこの行動は一世一代の不良行為で、自由になる第一歩だったのだ。 これからは好きなことをして、好きなものを食べて、好きなだけ自由に過ごそう！と意気込んで来たものの、18年間身に染み込んできた常識や良心がそれを許せず、肝心の「自由」が何か分からない。とりあえず裸足で外を歩いてみたり、服を着たまま海に潜ったりしてみたものの、罪悪感を感じるばかりでどこか落ち着かない。自由とは何か、自由になるにはどうしたらいいか。そんなことを考えてたらなんか自分より遥かに自由そうな人（HO1）に出会えてなんだか少しワクワク……してるかも？ ‖ 大切なもの　→綺麗な貝殻 幼少期、母親と喧嘩をして家を飛び出してひとりで祖父に会いにこの家を訪れた時に一緒に拾った貝殻。「これは魔法の貝殻だ」「こうして耳に当てると波の音が聞こえるんだよ」と教えてもらい、その不思議な音のする貝殻を祖父が居なくなった今でもずっと大切に持っている。 「ひ、人助けなんてしないって決めたのにぃ〜……道端に落ちてる貴方が悪いんですからね！」 「最期くらいは自分の気持ちに素直になって自由に生きてやるぞ！……って思ったんだけど、何でだろうね。自分のやりたいことすら分かんなくってさ」 「本当は怖かったんだ。家族も、友達も、先生も、見舞いにすら来なかったらどうしようって。……だから、逃げたんだ。現実から」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ