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奉日本 颯槻(たかもと さつき)。21歳。医科大学精神医学科2年生。 口数は多くなく表情が乏しい。戦闘能力以外は平凡な一浪大学生だが、戦闘能力が常人のレベルでは無いので全然平凡じゃない。 アルバイトはガソスタ。趣味は筋トレ。握力が141㎏ある。 母親がドのつく心配性であり、幼少から「万が一誰かに襲われそうになった時に身を守る術を身につけさせなければ」という理由で日本拳法を習わされていた。そもそもの競技人口が多くも無いため高校の全国大会では個人部門で一位を獲得した。高校卒業を機に道場へ通うのは辞めたものの、今でも師範とは仲良し。好きな食べ物は鶏肉。 誕生日:5月21日 家族構成:両親・妹・猫 ◯職業/精神科医 医学、化学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、ほかの言語 ◯特徴表 2-5 鋭い洞察力 優れた感覚の持ち主であるため、<目星>に+30%。 3-6 格闘センスの持ち主 幼いときから道場で鍛えられてきた。素手の戦闘技能3つ(キック、組み付き、頭突き)の基本成功率は50％である。 オレンジゲーム →生還 もういる(KPC) 20231007 →生還 以外HOバレ A 貴方は目の前で友人の自殺を見てしまった。 貴方は今も友人を助けられなかったことを悔やんでいる。 誰かが自殺しようとした場合、もしくは死体を見た場合、友人の死の光景が脳裏に蘇った貴方は1/1d6のSANチェック。 上記のSANチェックで一時的発狂が起きた場合、貴方は発狂 1番を発症し、これ以上何も見ないよう気絶する。 ◯ 自殺した友人:古東 明良(ことう あきよし)。男。享年17歳。 話し上手ではないものの穏やかな性格で、颯槻としても一緒にいて楽な友人の一人だった。病弱で学校を休みがちだった故に友人は少なく、颯槻にはよく懐いていた。習い事も親や師範の次に応援してくれていた人物のように思う。「自分では絶対にできない、本当にカッコいい」と素直に感想をぶつけてくるので、恥ずかしさは覚えながらも悪い気はしていなかった。高校生の部で全国優勝をしたと伝えた日にも自分の事のように喜んでくれた。興奮しすぎた発作で搬送されてしまったのでかなり焦ったが、翌々日には退院しごめんと笑っていた。 大会から数週間後。夏休みの前日の放課後に、明良に屋上に呼び出された。屋上で二人で昼食をとったり話したりすることは珍しいことではなかったから、特に疑問も覚えなかった。屋上に集まって、他愛もない話をして、夏休みも体調が良かったらどこかに遊びに行こうという話を切り出すと、ぽつぽつとこう伝えてきた。 身体の状態がもうかなり悪く、大掛かりな手術が必要になること。そのために入院生活が始まること。それを乗り越えたとて、余命幾許も無いこと。そのせいで家族の関係が悪くなりつつあること。ワガママを言って、夏休みまでは学校に通ったこと。 「俺は今死ぬのがきっと一番幸せだ」 「入院生活キツかったなって思いながら死ぬのはごめんだ」 「一番好きな友達がすごいこと成し遂げて、俺も凄く嬉しくて」 「今死んだら、その友達に一生覚えててもらえるんだよ」 活き活きとそう告げ、彼は普段からは考えられないほど身軽な動きでフェンスを超えた。最後にちいさく「ごめんな」と告げられた。伸ばした手は空を切った。数瞬の後の、人が地面に叩きつけられる音、飛び散り広がる赤を見たのを最後に、炎天の屋上で意識を手放した。 その後明良は音を聞いて駆けつけた教員にほど無くして発見された。直後は犯人として疑われたが、二人の関係は良好であり動機が無かったこと、揉めたような痕跡もなかったこと、事件後に見つかった彼の遺書の内容から颯槻が疑われることは早々になくなった。しかし彼の思惑通りと言わんばかりに、その光景を一生引き摺ったまま生きていくことになる。さして成績も良くなかったのに、一浪してまで今の学部にいるのは紛れもなくあの日の影響。

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