タグ： Noahの舟 ロスト

「……まなべ、です。真辺…彩春」 「飲むのは…緑茶がいい」 「いろはと呼ばれるのは…嫌です」 一人称→私 二人称→貴方 高校2年生。茶道部に所属している。 大きな丸眼鏡がチャームポイント。しかし、眼鏡をしていても目をすぼめて黒板を見ている。度が合っていない。何年前も前から変えていない様子。 物静かで言葉少なな性格。授業中は先生の話をほぼ聞き流し、休み時間に教室の隅で教科書や本を当てもなく読んでいるだけの学校生活。成績は中の上くらい。声量が小さいので、国語や英語の音読は苦手。頭脳は理系寄り。 基本話しかけられないと話さないが、話したい相手や話すべきことがあれば進んで話す。喋らない内は、相手との距離感を測っている最中。 部活は茶道部。入学してきた時に成り行きで入った部活だったが、思いの外自分にピッタリはまり、今も続けている。和菓子が食べたいとかではなく、純粋に茶を楽しむタイプ。なので、所作や作法は普段も丁寧且つゆっくりな方。入部が影響し、入学するまでに持ったことがなかった趣味は茶葉集めとなった。 案外肝が据わっている。大胆さも兼ね備えており、怖いもの見たさや好奇心も普通にある。そこら辺は普通のJK。 自分の名前をあまり気に入っておらず、「彩春」と呼ばれることに嫌悪を感じる。その時だけは表情を崩してしまいがち。家族や友人にさえも、「真辺」と呼ばせている。自分に色の付いた人生や名は似合わない。自分には程遠い名だから。 時々、目付きが鋭くなる時がある。 □通過シナリオ 片鱗 天使の七日 PC 以下、CoC『片鱗』HO1の秘匿情報あり↓ A 家庭 ･父(アルコール依存症)…授業でアルコールは体に毒だと散々聞かされた。なので、辞めて欲しいと思っている自分もいるが、そのまま飲み過ぎて体をダメにすれば良いのにと思っている自分もいる。ほぼ無関心。 ･母(精神が病んでいる)…時々見境なくなることが怖かったが、今はもう慣れた。ものを投げることだけ辞めて欲しい。後片付けが面倒だから。ほぼ無関心。 ･祖母(認知症)…父母があんな感じなので、外へ脱走した時に連れ戻したり、叫び出したりした時には大体自分が止めに入る。それで体を打ち付け、痣ができたこともある。一旦眠ってしまえば静かになる。そのまま眠り続けていれば良いのに。ほぼ無関心。 A きょうだい 4つ上の兄がいる。自分と同じであまり話さない人だった。でも、自分に優しくしてくれた。茶道を始めた時も激しく反対した両親を咎めてくれたり、茶葉探しに付き合ってくれたりした。お互い励まし合いながら家庭環境を耐えてきたが、大学進学で家を出た。自分を置いて。やっぱり貴方も私のことを見捨てるんだ。今はさして興味はない。 B 憎悪 家庭だけに留まらず、教室環境は最悪。家庭事情を聞きつけた取り巻きの一人が主犯格に言いつけ、「悲劇のヒロインぶってる」「可哀想そうにするな」等と言いがかりをつけて虐めてくるようになった。最初は無視や悪口程度だったが、最近は机の中に落書き、靴をゴミ箱へ捨てられるなど、陰湿で証拠が残らないいじめを受けている。教師はというと、あまり干渉したくないのか本当に気付いていないのか、全く話を持ちかけてこない。最初は勿論嫌がったり抵抗したりしたが、それも面倒になり、嫌がる素振りを見せると余計に付け上がるので、表情を出来るだけ崩さず、無表情でいることを心がけている。 C 願望 家庭や学校。そんな環境で過ごす中で、一瞬「死ねば良いのに」と考えた。自分が生きる上で障害となるものが全て消えればどんなに良いか…。自分の人生は豊かになるはずだ。 自分の暮らしや趣味を自由にできる時間が欲しい。誰にも縛られず、誰にも排斥されず、一人で。それか、自分も今までされてきたように、人を見下したり殴ったりしていてみたいと想像したこともあった。自分はものに当たったりなどはしないが、そんな強い思いを抱えながら生きている。 D 趣味 茶葉集め。茶葉専門店に行って、茶葉の匂いを嗅ぎ、茶葉袋を購入するまでが一体の流れ。この瞬間が至高。

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