タグ： 佐竹班 ⚠️ネタバレ注意

--------------以下ネタバレ注意-------------- 父が歯科医師、母はその助手として働いている。特に将来の夢などもなかったが、親からは安定した職業に就くことなどを勧められ、臨床検査技師となることを決めた。 あまり表情に表さないため、感情が乏しいのかと思われるが、そうではない。 色んな感情を抱くが、妹の鈴菜とは違い、考えて動くタイプなため、行動が遅いだけ。 それに伴って、感情を表すのも遅くなる。 ただ、他人にあまり興味を抱かないため、自分の心を許した人物以外には反応が薄い。 そういうこともあって、学生時代はクールだと思われていた。 ただ、女子には人気があったようだった。 大学時代に知り合った桐生鉄也に誘われ、彼の幼馴染たちとその友人たちの飲み会に参加することとなった。 実は桐生のことはあまり好いておらず、大学時代もあちらから一方的に接してくる関係だった。無理矢理交換させられた連絡先から誘いの連絡があった時には断るつもりでいたが、幼馴染の1人が連れてくる友人の名前が妹の名前だったため、参加することにした。 自らの幼馴染である　剣舞飛鳥　から、もしもそういう場面があった場合には、相手を見極めて欲しいと言われていたためだ。 元々、桐生からは幼馴染の大崎健人の様子が変なので探って欲しいと依頼されるが、それは上部の依頼であることは一目瞭然だった。 桐生は明らかに幼馴染の通橋友美に好意を抱いており、大崎と距離が近いので付き合ってないか調べてほしいというのが1番の目的のようだった。 正直、気は乗らないが飛鳥のためであり、妹のため参加することとなった。 いつもの様子で桐生と接していると、何故か周りの様子がおかしい。ギクシャクし出した雰囲気に疑問を抱きつつ、気にせずお酒を飲み続ける。 暫く飲み続けるが、中々もう1人参加予定の通橋が現れない。 連絡しても一切返信がないことから、全員で家へ向かうこととなった。 嫌な予感はしていたが、まさか死んでいるとは思わなかった。驚きつつも、妹の鈴菜が倒れている通橋に駆け寄ったことをきっかけに自らも動き出す。 その後、事情聴取を受けるも、すぐに解放される。 面倒ごとに首を突っ込むことはしないつもりだったが、正義感だけは立派な鈴菜と明らかに優しさ100%で出来てそうな沢北セレナが事件について調べ出したため、さすがに自分だけ降りるわけにもいかず、2人とともに事件の真相を追うこととなった。 最終的に、通橋自身が作り出した事件だと知り、人を巻き込んでまで、自分の"作品"を作り上げようとした彼女の考えは本当に理解が出来なかった。 あまりの醜さに、彼女に好意を抱いていて振り回されるだけ振り回されて壊れてしまった友人の桐生をさすがに不憫に思う。 肩に手を置いた時、初めて桐生と向き合った気がした。 散々な数日を過ごしたと思う反面、いいこともあった。 この事件がきっかけで知り合うこととなった、沢北セレナと友人になれたことだ。 一緒に旅行に行くほどには信用している。 鈴菜もよく懐いているし、料理は上手いし、何よりあまり自分に深入りしてこず、ちゃんと見極めて、ある程度距離をもってくれる。 そのため、かなり接しやすい。 そして…、以前に自宅にお邪魔した際、セレナの旦那である沢北要と会い、感激する。 幼い頃から天才少年とテレビで取り上げられ、書籍もいくつも出している憧れの男性が突如目の前に現れたのだ。興奮するも、確か騒がしいのが苦手だったと思い出し、初対面では自己紹介だけして静かにしていた。 後日、セレナへ旦那について質問攻めすることとなる。 実は幼馴染の1人である金ヶ崎菜緒と付き合っており、同棲もしている。 幼い頃から表情が分かりづらく、誤解を招くような言い方をしてしまう鈴人のことをよく理解し、支えている。 周りから見ると、よく別れないな…って思われているが、菜緒の寛大な心で今の状況が成り立っている。 誤解されたりするが、実際にはちゃんと菜緒のことを恋愛感情で好いており、別れる(いなくなる)なんてことは微塵にも思っていない。 菜緒がいないと、割と何も出来ないので結構なダメンズ。 けれど、ちゃんと謝ることとお礼は言える素直さがあるため、信頼できる人間として菜緒もかなり鈴人のことを好いている。 お互い相思相愛。 菜緒は、鈴菜のことは幼い頃から一緒で同級生だが、実の妹のように大切に思っている。 鈴人と鈴菜、どちらが大切かと聞いても、幼馴染みんな(飛鳥含めて)家族と同じくらい大切だから比較できないとキッパリ言えるくらいに出来た女性。 ちなみに学生の時はモテていたが、天然で鈍感な鈴人は全く気が付かなかったことから、ヤキモチをやかせる…ということはだいぶ前から諦められている。

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