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STR⇔APP 2015精神科医ベース EDU×10+APP×10 遺書屋HO1 届人 とある闇医者のもとで育った。そのため知識が非常に偏っている。本当の親の顔は知らない。 育ての親の闇医者はある日一通の手紙を残して此の世からいなくなってしまったが、そこに綴られた言葉は今も梓の中で生きている。 特に趣味も打ち込めることも無かったが、その手紙――遺書を読んでから言葉というものに興味を持ち始めた。 ただの文字の連続だというのに、読んだものの心の中に棲みつくこともある、魂そのもののような遺書にどうしようもなく惹かれた。 医学のこと、己の身を守る術は分かるがそれだけ。一般社会における常識もちょっと怪しい。 裏社会においても元気いっぱい。明るく振舞いたい。 だってその人が最期に一番行きたかったところに魂を届けるんだもの。笑顔の方が良いでしょう？ 「ほらパパも笑おうよ！あ、無理？じゃあしょうがないね！その分私が笑うね」 相方の一さんのことは頼れる存在だと思っているが、もうちょっと愛想よく笑えばいいのになとも思っている。 でもやっぱ急ににこにこしだしたらそれはそれでちょっと怖いかも･･･ なんだかんだ言いつつ一さんのことを一番信頼しているため渡すなら彼にだな～と思っているが、いざペンを手に取ってもそれは綴られない。 どうしてだろう？内容は頭の中に在るというのに。 ▼遺書に書きたいな～と思ってる内容 ・お日様がたっぷり当たるお花畑の中で眠りたい。 ・一おじさんももう若くないんだから怪我には気を付けてね。お酒と煙草と薬にのめり込み過ぎたらだめだよ。 ・一緒に活動した＜遺書屋＞すっごい楽しかった。相棒としても勿論、お父さんがいたらこんな感じだったのかな？なんてね。ありがとう！ ・「忘れないでいてね」と〆るか「綺麗さっぱり忘れておじさんらしく自由に生きてね」と〆るか迷っている

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