タグ： 四畳半

スウェーデン出身だが各国を渡り歩いた経験があり、22のころ徴兵されて戦地へ赴いていた。 応急的な手当はそこで学び、また近接近戦闘の技術を得た。耳はいいのだが、視覚的な能力が並のため、銃火器による戦闘は成績が悪く、ナイフを用いた奇襲と接近戦に優れる。 優秀な兵士であった彼だが、26を過ぎた頃、敵部隊の襲撃により体の広範囲に渡り重症を負う。奇跡的に一命をとりとめ、なんとか祖国へと帰ったものの、後遺症としてしばしば体に疼痛を覚えるほか、面倒を見てくれていた上司すら目を背けるほどひどい跡を残すこととなった。 失意の彼が縋ったのは、生死の境をさまよう中で自分に語りかけてくれた「神」だった。 彼は軍を除隊し、宗教の道へと進む。醜悪な見た目に誰もが息を飲んだが、とある老シスターが彼を受け入れ、彼は聖職者となった。 それまで兵士としての教養しか持たなかった彼に、人と信仰の歴史などの一般教養を身につけさせ、人の心について説いた。彼はシスターを母親のように慕い、慈悲の心を得ていく。ただ、彼は教養こそあれ、脳筋の疑いがあり、知識と言動が合致しないこともしばしばである。 周囲の奇異の目を避けるため、顔の半分以上に傷跡を隠すよう顔を隠し、なんとなく落ち着かないのでナイフも身につけたが、聖職者としてあるまじき格好により好奇の目が向けられたという。陰口には耐えられるが、シスターの評価を落としかねないと判断した彼は、信仰を広める旅に出ると告げ、全国行脚の旅に出た。 その先で、数々の奇怪な事件に巻き込まれるとも知らずに……。 現在、大試合の後の礼拝によりダイスの女神の声を聞くことで、イッシュ、アローラの地を踏破。次の目的地はシンオウらしい。 ベストパートナーはハハコモリ。シンオウではどのようなドラマが生まれるのか、スヴェンはまだ知らない。

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