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______小学校の時から成績優秀、品行方正、誰からも好かれる真面目な少年はエリート街道まっしぐらで大成功を収める…はずだった。 閑古鳥が常に鳴いている"赤川探偵事務所"の探偵。面倒くさがりで気分屋。「めんどくさい」「気分が乗らない」という理由で案件を断るほど。同様の理由で自身の生活にも無頓着。カップ麺が主食。 探偵として働くうちにそれなりのスキルが身に付いた(鍵開け、写真術、追跡)。現在のような自堕落な生活を送る前は成績優秀で真面目な青年で(図書館、英語)、大人の顔色を伺って過ごしてきた(心理学)。学生時代は柔道部に所属していた(マーシャルアーツ)。弁護士や法学部の大学教授を目指していたため法律の知識があり、口も達者(法律、言いくるめ)。 弁護士である父親の影響で自身も弁護士になることを志し、英才教育を受けてきた。周囲の大人からの期待とプレッシャーを受けながらも、無事にとある難関大学の法学部に進学することができた。その大学には論文や書籍を読んで感動し、「この人の講義を受けたい」と思った尊敬している教授Aが所属する大学だった。大学での日々を通し、やがて志貴の夢は「父のような弁護士」から「Aのような大学教授」へと変わっていった。その後大学教授を目指して大学院に進学した。 ある日、志貴は何ヵ月もかけて作成した論文を確認して貰うためにAに見せた。次の日、自分が書いたはずの論文はA名義で発表されていた。実は、Aは優秀な生徒の論文を盗作していた。志貴が読んで感動した論文も、そのほとんどがAを慕っていた優秀な生徒によって書かれたものだった。自分が尊敬していた人物が多くの学生を犠牲に地位を維持していた最低なやつであったこと、そしてそんなやつがのうのうと生きていられる社会をつくった法律という学問に絶望して、志貴は大学院を中退。それからは探偵事務所を開業し、その日暮らしの生活を続けている。法律を学び、実体験をもって法律の穴を知った志貴にとって、皮肉にも探偵業は天職であった。

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