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[特徴表]暗黒の祖先：33　自覚なし 後遺症:5卓 後遺症:永久 ----- 穏やかでおおらかな物書きおじさん。 特別名が売れている人ではないが、丁寧な描写や情景の表現などを評価され長い間ファンから支持を得ている。様々な人間の日常の一角を切り取ったようなストーリーが得意。勉学が好きでそれなりの教養があり、言葉の端々にそういうのが見え隠れしたら中の人は嬉しくなる。 仕事で書いているというよりも好きで書いたものを読みたい人にお裾分けしているという感覚。 著名になりたいとか認知されたいとかそういうのもなく、人前に出ることが苦手なためメディア露出などもない。 自分のことに関しては少し悲観的な物の考え方をする。とは言っても「僕なんかだめだ…」みたいな言い方ではなく「うーん…それは遠慮しておこうかな…？」「僕には少し難しすぎるからね」みたいなこう…やんわり…ネガティブ…(やんわりネガティブ？) 自分を全否定しているわけでなく、これまで生きてきて「できないことはできない」「自分ではそれに見合わない」と折り合いをつけてきた結果。 他人に対しては度を越して優しいので本心を言っても忖度や社交辞令だと思われ、お人好しだと言われることもしばしば。彼も人間なので好き嫌い得意不得意はあるが、それをを表に出さないでいられるだけの落ち着きはきちんと持ち合わせている。 ちなみに彼がひとつずつ言葉を選んで話すタイプなのでテンションが高すぎる人とはテンポが合わず(大抵は相手が話すのをやめてしまい申し訳なくなるので)少し苦手。 一方でそんな彼を良く思い親身に接してくれる知人も多い。人付き合いは良く、会食なども余程のことがなければ欠席しない。彼曰く人の話を聞く時間が好きなのだそうだ。 学生時代から気ままに文を書いては、これまた気分で応募をしてきた。大学は文学部、院卒後2年間出版業界で働き、その後26歳で作家デビュー。それから16年小説一本でやってきている。 元より自分の好きな世界を形にするために筆をとっていたが、初代担当は流行りのジャンルを勧めてくることが多く方向性の違いからすぐに2代目担当へと変更に。2代目担当とは波長がよく合い、次第に仕事の付き合いから友人の付き合いへと変わっていった。現在彼は亡くなり、3代目担当とそれなりに仲良くやっていっている。 一時期厄介なファンがついていたこともあり、護身用のため鉄扇を持ち歩いている。インドア派のくせに昔から身のこなしは軽い男。ストーカーに追っかけられた時は学生の頃に親の勧めで護身術習っておいてよかったなぁと思った(今はあの頃ほどもう動けないが)。万年筆も懐に入れているのでいざとなったら刺すことくらいはできるかもしれない。でも愛用しているのでいざという時が来ないといいなあ。 暑さに弱い。アルコールには強い。煙草はキセル。機械にはあまり強くないので原稿はアナログ。 夜風にあたりながら縁側で日本酒を飲むのが好きだが、最近早寝早起きになってきて歳を感じている。ねむねむ… 実家が純日本人みたいな家だったので和食や和服の方が落ち着く。でも洋食も食うし洋服も着るよ。 和室が多めの少し古い2階建て。両親の死後、兄妹の中で家庭を持っていなかった彼が受け継いだ。現在は2代目担当の妹と二人暮らしをしている。 ●ビジュアル 襟足がやや長い無造作に伸ばしたくせっ毛。がんばれば縛れる。右目隠れ。 おめめはたれ目。眠りが浅いので隈が消えない。背中をシャキッと伸ばしていないので見上げるような目線になることが多い。 万年家にいるので無精ひげはやしっぱ。 一人称：僕 二人称：君 利き手：右 好き：日本酒、創作、読書、肉じゃが 嫌い：強引な人、暑い所 家族：姉、弟 イメカラ:留紺(#1C305C) イメソン:花瓶に触れた アオギリの花言葉は『秘めた意志』『秘めた恋』 花言葉らしい男のRPができたらいいですね… 「新作、読んでくれたんだ。ありがとう。感想をもらえると励みになるよ」 「後悔ばかりの人生だよ…あの時ああすればよかった、こうすればよかった、ってね。僕はそれをバネに踏ん張れる人間じゃないし、それに縋って生きることもできない。ただそれを抱えきれなくなるまで掻き集めて、勝手に進んでいく時の流れの中に取り残されてるだけだ」 「約束は違えない。絶対だ。…君に会えたことを心から感謝しているよ」 ◇関係性のある子たち ●澪織 透哉[みおり とうや](享年34歳) 梧の2代目担当であり親友。彼の良き理解者で、お互いに尊敬し合える存在。 5年前に病のため死去。 担当外の頃から梧の文章を好いており、担当が変更になることを聞いて自ら申し出た。 始めこそ仕事仲間だったが次第に打ち解け、気付けば10年来の付き合いになっていた。小説の話は勿論、これまで梧が触れてこなかった趣味の話を聞かせてくれ、また梧の話も親身に聞いてくれる人だった。底なしに元気で社交的な好青年。アウトドア派で料理が得意。自炊ができない梧の家にお邪魔しては晩飯を作ってくれる日もあった。 担当を引き受けた当時は経験が浅く知識も少なかったが、前担当との意見の不一致で作品の方向性が分からなくなってスランプに陥っていた梧を持ち前の明るさで引き上げてくれた。梧はこの時のことを今でも感謝しているし、梧がずっと穏やかでいられる理由のひとつは、物事の捉え方を彼に変えてもらったから。 若くして身寄りがなく、彼が成人してからは施設を出て歳の離れた妹(14歳差)と二人暮らしをしていた。前向きな性格のお陰で苦しくても明るい生活だった。彼が就職してからは金銭面に少しずつ余裕ができ、なんとか人並みに暮らせるように。妹を大層かわいがっており、友人としての付き合いを始めてからは彼女を梧にも紹介し家族ぐるみ?の付き合いをしていた。 他人のことは心配するくせに自分のことは隠すずるい人。病気を患っていたが、当時二人暮らしをしていた妹にもひた隠しにしていた。彼の妹や梧が病気を知ったのは、亡くなる3ヶ月程前に彼が倒れた時。 「最期まで無理言ってごめんね」と梧に妹を頼んで亡くなった。 一人称：オレ 二人称：おまえ、あなた 利き手：右 好き：料理、家族、麻婆豆腐 嫌い：埃っぽい所、泳ぐこと(アウトドア派のくせにカナヅチ) 茶髪で前髪は右分け、ワックスでちょっとはねさせてる。ぱっちりめのピンク色のツリ目。澪織の発音は豆腐。 「あおさんこんちは〜〜！って…また座布団で寝てる…！だめだってほら、今日は肉じゃが作ってきたんで！飯食って生き返って！」 「一花にはしんどい思いさせたくないんすよ。普通の子みたいに学校に行って、普通の子みたいに就職して、普通の子みたいに幸せになってほしい…って…へへ、兄バカかな？」 「ただいま〜〜待っててな、すぐ夕飯…え、一花作ってくれたん…？おまえ〜〜〜〜！(わしゃわしゃわしゃわしゃ)」 ●澪織 一花[みおり いちか](25歳) 澪織透哉の妹。文学少女ちゃん。 真っ直ぐで芯の通った子。性格はやや控えめで、言うか言わないか迷ったら押し黙ってしまうことが多いタイプ。これは彼女が「言葉」をとても大切なものだと考えているため。常に誠実であり、本心を隠すことはあっても嘘をつくことはない。 口を噤んでしまう分、言葉よりも行動の方がその真っ直ぐさが分かりやすいのかも。 20歳の時に唯一の肉親である兄が亡くなったことにより塞ぎ込んで一切のことが手につかなくなり、梧に誘われるまま二人暮らしを始めた。今では家事ができるまでに回復したが、彼の元を離れられないまま現在も同棲を続けている。 作家としても一人の異性としても梧に憧れを抱いているが、彼も大変な中(親友だけでなくその前後で両親も亡くしているため)自分のことを全て委ねてしまった心苦しさからその気持ちを伝えることができていない。 彼が自分と共に暮らしてくれているのは自分への好意からではなく、兄が自分を心配し彼に頼んだからだと思っている。 これ以上自分のことで困らせることはできない。彼にも彼の人生がある。自分がいることでよくない噂でも立てば申し訳が立たない。でも、許されるならもう少しだけ。そう思って何年経ってしまっただろうか。 一人称：私 二人称：あなた 利き手：右 好き：物語、ナポリタン、お風呂 嫌い：不誠実な人、一人になること、もずく イメカラ:撫子色(#EEBBCB) お尻くらいまでの長さの緑色の髪を後ろでゆるくひとつに編んでいる。前髪は右下がりのぱっつんでやや目元が隠れ気味。おめめはピンクでややツリ目。 「新作、とっても素敵でした…！特に2章の終わり方が好きで…最初の文章と対比になってるところとか、心情と風景の描写が繋がってるところとか…やっぱり綺麗だなぁって」 「あ、…………えと、いえ、お気になさらなくて大丈夫ですよ…！何かあったらきちんとお伝えするので」 「お兄ちゃんもしかしてまたバイト増やしたの…!?私も学校終わりにやるって言ってるのに…！」 ●梧→一花への気持ち 初めて会った頃は少女だった子が、今では立派な女性。 いつまでも自分のところにいては自由な人生を送れないだろうと思う反面、なぜかそれを言い出せずに今日まで同棲している。 いや、本当は分かっている。自分が彼女の手を離せないのだ。彼女に対し、出会った頃とは違う感情を抱いている。それを見て見ぬふりをしている。理解したくなくてそれに名前をつけないようにしている。 この気持ちを伝えるつもりはない。まだ若くこれから先がある彼女を年上の言葉で縛りたくないし、なにより亡くなった親友に顔向けができない。自分を頼り、自分に託してくれた彼の信頼に背くわけにはいかない。 呼び方 ・透哉→出雲「あおさん」 ・透哉→一花「一花」 ・一花→透哉「お兄ちゃん」 ・一花→出雲「梧さん」 ・出雲→透哉「澪織くん」(一花の前では紛らわしので「透哉くん」) ・出雲→一花「一花ちゃん」 以下『今から帰ります』『コールミーオーダー』ネタバレあり 後遺症：クルンクの残滓(あと5卓) 1d6ヶ月の間、探索者は時折ネジや歯車を吐く。 後遺症：『物語』の喪失(23.8.15までの通過分) ・過去に通過したシナリオの記憶を失う（他シナリオの後遺症やアーティファクトまで失うかはお任せする） ・成長分のポイントを消して全技能値の振り分け直し（クトゥルフ神話技能についてはお任せする）

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