タグ： ろーて式 燻る戦火のともしび

「蹂躙するは我が手にて」 HO2 職業：陸上自衛隊員 職業技能p：EDU×10+STR×10 特記(自衛官共通)：幹部自衛官（士官）は軍事や戦闘に関する〈説得〉に+10%。 特徴表：戦士、俊敏 ナイジェル・オーガスタス・ケイン。39歳。男。 軍事大国ベルグローリアにて最大規模を誇る陸上部隊を率い、23の戦場で500万の死者を出したとされる陸軍将軍。 軍事政権ではない（とされている）ため国のトップは別に存在しているが、第三次世界大戦下のベルグローリアにおいて実質的に国の命運を握っていたのは彼であると言われている。 高い戦闘力・精神力・知力を有した生粋の軍人であり、本人の好戦的で勇ましい性格も相まって恐れられる存在。 戦時中に右脚を失い義足を着用しているが、片脚を失くしてからも前線に立って多くの成果を上げた彼を賞賛する者も少なくない。 しかしながら終戦後に国際同盟に捕らえられて戦犯者の烙印を押された今、その姿に過去の彼ほどの生気はないように見える。 個人としてのナイジェルはとてもよく笑うフレンドリーな性格で、周囲の雰囲気を暖かくする人望の厚い人物。 しかし同時に仕事一筋で合理主義なところがあり、「パブリックイメージよりは親しみやすいが、よく関わってみるとやはり只ならない」などと評される。 また、地毛は赤毛だが目立つことなどを理由に黒く染めており、伸びる度に切るのが面倒だと頭頂部でひとつにまとめていた。 兄、姉、弟を持ち、幼少期に兄と同じようにフェンシングを習い始めたことがきっかけで「戦うこと」を好むようになる。 フェンシングを始めとしたスポーツや、対戦型ゲームなどで自分より格上の強者に勝つことを特に好んでいたが、やがてそれらでは満足できないと自ら軍に志願したのが彼の人生の始まりである。 18歳で軍に加入。真面目で見込みがあると評価は高く、その年の新人のリーダーに就任したり、実技訓練の成績優秀者として表彰されたりしたこともある。軍事大国であるベルグローリアの兵として戦地に赴き、軍事演習から他国への派兵、平和維持活動のために尽力した。 やがて第三次世界大戦が勃発するとナイジェルは若き歩兵部隊のリーダーとして戦地に立ち、銃撃戦と近接武器での乱打戦で敵国兵を圧倒する強さを見せつけた。それでも戦いの中で自分の右脚、それから多くの同僚を失くしているが、彼に過ぎたことを悲しんでいる暇はなかったのでひたすら戦い続けた。 それから時は流れ、陸軍将軍に就任することになる。最前線に立っての戦闘を好んでいたナイジェルだったが、脚のリハビリをしながら戦車操縦の腕を磨いてその地位に見合った戦果を挙げた。 どれだけの怪我を負おうと、どれだけの仲間が死のうと、勝利と栄光だけを追い求め、戦いを愛し愛され戦いに生きた。 その場を制圧し、息絶えた人々の中で深く息を吐いて笑うのはいつもナイジェルだった。 だから彼は終戦の知らせを、自身を戦犯者として捕らえることを聞いた時、他の誰よりも肩を落としたのだ。 これまで戦ってきた結末が、こんなにも望まないものなのか？ これまでの行いは栄誉をかけた戦いではなく、ただの殺戮だったんじゃないか？ そして何よりもこの戦争が終わってしまったことがどうにも悔しくて寂しくてやるせなくて、行き場のない思いを抱えていた。 彼は1人、荒廃と衰退だけが残る焼け爛れた戦場の中心に立って、まだ静かに心の火を燃やしていたのだ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ